‘02年に消費者金融『アイフル』のCMで人気を博した俳優の清水章吾(83)。約40年連れ添った元妻・ハルマンさん(75)と、18歳年下で演歌歌手の内縁の妻・水沢巡美(65)との間で繰り広げられてきた泥沼の愛憎劇は、ついに最高裁までもつれることとなった。
かつては名バイプレイヤーとして活躍した清水だが、40年連れ添った元妻とは’19年に離婚。生活も困窮し、身も心もボロボロだった彼を救ったのが水沢だった。現在は家賃3万円のアパートで、二人で生活保護を受けながら暮らし、水沢は深夜の運転代行アルバイトで家計を支えている。
清水の元妻と内縁の妻の対立が表面化したのは、’23年2月頃のことだ。元妻・ハルマンさんによると、ある日から内縁の妻・水沢から「暴力団と繋がっている」「詐欺師ハルマン」などとネット上に書き込まれ、自宅にも直接手紙が届くようになったという。
その手紙には、清水の老後の面倒を見ているとして“毎月10万円の仕送り”を要求する文面や、清水の元妻としてのハルマンさんに対する不満が綴られていた。そして、次第に手紙は「どちらかが、どちらかを殺めないように」など脅迫じみた文言が現れるように――ハルマンさんは当時の恐怖をこう振り返っていた。
「なぜ今になって、生活費を要求してくるのかと困惑しました。ネット上の中傷誹謗の件もありましたので、地元の警察に相談することにしました」(ハルマンさん)
これによって、水沢は名誉毀損などの容疑で埼玉県警から取り調べを受けることに。しかし携帯電話やパソコンを押収されても、捜査に対して水沢は一歩も引く姿勢を見せなかった。
「向こうが話し合いに応じないなら直談判しかないと思って、手紙を投函したんです。章吾さんが今まで働いてきたギャラを勝手に自分の口座に振り込まれるようにしちゃって、財産分与もしないんですからね。私はそれが納得いかないんですよ」(水沢)
そう語る水沢はその後、脅迫と名誉毀損の罪で起訴された。今年3月に地裁、同年7月に高裁で「罰金50万円、もしくは労役場留置100日」の有罪判決が決定。そんななか、清水の認知症の症状も次第に悪化。最近では清水が豪雨の夜に徘徊して一時行方不明になり、警察に保護される騒動も発生していた。
しかし――そんな厳しい状況下でも水沢の動きは収まらず、新たな行動に出ているようだ。今年9月に埼玉県公安委員会に対し、警察の過去の対応に不当な点があったとして「苦情申出書」を提出したという。
申出書によると、’20年2月、離婚成立を理由にハルマンさんが清水の私物や車を業者に頼んで自宅から運び出したと主張。入院中でこれを知らされていなかった清水が「盗難行為ではないか」と地元の埼玉県警児玉警察署に掛け合ったものの、当時、盗難届は受理されなかったという。これを理由に、水沢は「警察が適切な処置を行わなかったことで全財産を奪われ、生活保護を余儀なくされた」と強く主張しているようだ。
警察官の職務執行に対する苦情を公安委員会に申し出ることは警察法で認められている。その効果は警察官への指導や注意にとどまり罪が覆るわけではないが、自らの立場を明確にしておきたかったようだ。
そして水沢はふたたび控訴を決め、舞台はとうとう最高裁に。まだ具体的な日程は決定していないようだが、年内中の開廷が予定されているという。
7月の控訴審で水沢は、被告人質問で弁護人から「罰金の50万円の貯えはある?」と問われたときには「ないです。清水さんの方にもないです」と説明。最後に裁判長から「何か言いたいことはありますか」と問われた時、「離れ離れになったらこのままでは(清水は)死んでしまうと思います。終わり良ければすべて良しで、どうかそばにいさせてください――」と訴えていた。
結局、判決は覆ることはなかったが、水沢は本誌の取材にこのように語っていた。
《控訴が棄却された場合ですか? 次は最高裁ということになるでしょうね。愛する人のためなら……私は諦めません》(『女性自身』‘26年7月4日配信)
最高裁判所の判断と、行政機関まで巻き込んだ愛憎劇の最終章から目が離せない。
画像ページ >【写真あり】内縁の妻と熱唱…“アイフルおじさん”現在の姿(他7枚)
