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「実際、内部でも昔の作品のリバイバルに関してはかなり賛否両論ですね。『昔の名作が汚されている』などとちょっとした嫌悪感を訴える声も聞こえてきます」

 

こう語るのはフジテレビ関係者だ。

 

10月16日、フジテレビは公式サイトで『ウォーターボーイズ』のリメイク作品を発表した。文化祭でシンクロナイズドスイミングを発表することになった男子高校生の奮闘を描いた同作品は、’01年に映画が公開され、俳優の妻夫木聡や玉木宏らが出演。

 

’03年にはドラマ版も放送され、主演は山田孝之、そのほかにも森山未來や瑛太などの人気俳優を輩出した。今回のリメイク版に出演する男子高校生役はオーディションで決定し、その模様は「WATER BOYSプロジェクト」として公開されるという。

 

近年、フジテレビでは“往年の名作”のリバイバルが多いことで知られる。今年は織田裕二主演の映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』が9月に公開された。またドラマでは4月クールで反町隆史主演のドラマ『GTO』を28年ぶりに復活させたほか、10月クールでは江口洋介と松嶋菜々子がW主演する『救命病棟24時』が13年ぶりにスタートしている。

 

かつての名作の復活を喜ぶファンも多いが、いっぽうでネット上では《フジのドラマ制作部署、過去作の続編かリメイクじゃないと企画通さないマンでもおるんか?》《フジが昔のドラマのリメイク?続編?みたいの連発するの、勝算があると思ってやってんのかな》など、リメイクのあまりの多さを指摘する声も少なくない。

 

前出のフジテレビ関係者によると、その背景には意外にも“切実なワケ”があるという。

 

「最近は、優秀な社員が独立したりNetflixなどの大手配信サービスに転職したりするケースが後を絶ちません。人材が次々に辞め、どの現場でも予算の削減が強いられているなかで、新しいコンテンツに投資をしてもそれがヒットするとは限らない……。

 

そんな状況下で、一定の固定ファン層がいるコンテンツを流用することは経営面を鑑みてもコケるリスクが低い。さらにリメイクを行うことで、過去作品の再放送や配信、関連グッズ、イベント開催などさまざまな横展開をすることが出来るという利点もあります。

 

さらに名作に関わらせるチャンスを与えることは、人事施策的にも若手社員の離脱を防ぐ抑止力として機能する側面もあります。立て続けにリメイク作品を発表しているのは、以上のような企業としてのやむを得ない事情も関わっているようです」

 

現在、他にもリバイバルが構想されている作品があるという。別のフジテレビ関係者が語る。

 

「東野圭吾さん原作で福山雅治さん主演の『ガリレオ』シリーズです。現在、過去のシリーズから“いかに新しいストーリーを展開していくか”という議論の段階にまで進んでいるのだとか。また木村拓哉さん主演の『HERO』も次なるリメイク作品の候補に入っていると聞いています。

 

しかし相次ぐリメイクの発表は、既存ブランドの知名度を利用するだけでリバイバルそのものが目的化されてしまう恐れがあります。もし過去の名作から新しい要素を引き出せず、ただ惰性で続編を続けるのであれば本末転倒。ファンから“クリエイティブを感じない”と思われてしまうことは避けられないため、そのあたりが今後の大きな課題になっていくでしょうね」

 

はたしてフジのリメイク施策は成功をもたらすのか――。

 

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出典元:

WEB女性自身

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