「本来“最も視聴率が取りやすい”はずの土曜日で、まさかのゴールデン帯最下位という結果となり、翌朝の編成フロアは重苦しい空気に包まれていました。営業サイドからも厳しい意見が出ています」
こう語るのは、フジテレビ関係者。現在、同局を代表する長寿音楽バラエティ特番『ハモネプ』が、深刻な存続危機に直面しているという。
「10月17日に放送された『ハモネプハイスクール2026』の視聴率が、個人平均で2.5%と大低迷。土曜日のゴールデン帯で5位という結果に、局内でも『そろそろ潮時か…』と諦めムードが漂っています。一言で言えば、番組の企画自体が視聴者に飽きられつつあるということに尽きると思います」(前出・フジテレビ関係者)
『ハモネプ』は、’99年にスタートしたお笑いトリオ・ネプチューン司会のバラエティ番組『力の限りゴーゴゴー!!』(フジテレビ系)の人気コーナーとして、’01年に産声を上げた。
「アカペラのコーラスにスポットを当てた同企画は、第1回から第3回までは同番組内のコーナーとして放送。その後、第4回以降は独立した特番として編成され、近年では『FNS27時間テレビ』内のコーナーとして放送されました。最高視聴率は18.0%を記録し、特番時代も安定して10%台を推移していた時期もありましたね」(前出・フジテレビ関係者)
テレビ局関係者は『ゴーゴゴー!!』時代にかつてブームを牽引した企画を振り返り、こう続ける。
「原田泰造さん(56)が教師に扮して生徒の悩みを聞く『ふんどし先生』や、男子生徒の告白を堀内健さん(56)が自転車に乗って応援する『チャリ告』など、数々の人気コーナーがありました。『ハモネプ』もその一つとして若者の熱狂を生んだのです。
しかし、それらの人気企画が誕生してからすでに四半世紀が経過。『ハモネプ』が急激に失速した原因は、視聴環境とエンタメ消費の変化ではないでしょうか。2000年代初頭は、テレビで一般人が活躍する姿が新鮮でした。しかし現在はYouTubeやTikTokを開けば、プロ顔負けの歌唱力を持つ一般人の動画が無限に溢れています」
やはり時代の影響なのか――。
「25年もの間、同じMCと企画内容で続けていれば、どうしてもマンネリ感は否めません。番組側も今風の楽曲を取り入れるなど演出を工夫していますが、コンテンツとしての目新しさはあまり感じられません。『アカペラ日本一決定戦』という古いフォーマットを続けることは今後、さらに険しい道のりが予想されます」(前出・フジテレビ関係者)
フジが誇る長寿企画が、大きな転換点を迎えていることは間違いない。
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