大越健介キャスター(『報道ステーション』の公式サイトより) 画像を見る

10月31日、『報道ステーション』(テレビ朝日系)でキャスターを務める大越健介氏(65)が番組の公式ブログを更新。高市政権が進める衆院議員定数の削減をめぐり、国民不在の“政治決断”に疑問を呈した。

 

大越氏は10月28日の同番組の放送でも、衆院議員定数を31議席削減することで合意した自民党、日本維新の会、国民民主党の3党について言及。「国民がぽか~んとしたまま、妥協が成立」と指摘していた。今回のブログでは、改めてこの合意に至るまでの経緯や、議論のあり方について持論を展開したかたちだ。

 

ブログでは、そもそも議員定数の適正規模はどれくらいなのか、なぜ比例代表だけを削減するのかといった根本的な議論が不足していると指摘。当初45議席の削減を求めていた維新と、19議席を主張していた国民民主党が、最終的に31議席で折り合った経緯についても、《「政治決断」とはつまり、バナナの叩き売りと同義なのか》と痛烈な疑問を投げかけた。

 

さらに、今回の合意には複数政党による比例代表の統一名簿を可能にする狙いがあるとの見方にも触れた大越氏。制度上の利点があるとしても、国民の頭越しに話が進んだことを問題視し、政治決断は本来、十分な議論を尽くしたうえで行われるべきだと主張。「政治決断ありき」で物事を進めることの危うさを訴えた。

 

「大越氏はブログで、国民生活を置き去りにした政治決断を重ね、戦争へと突き進んだ昭和初期の歴史にも言及しました。そのうえで、戦後のメディアは、そうした反省を原点に再出発したと振り返り、《われわれはそのことを忘れてはならない》と強調。さらに、《「政治決断」ありきの思考方式に、国民全体が慣れていってしまうことを恐れている》と、議論よりも決断を優先する風潮への危機感を示していました」(政治ジャーナリスト)

 

28日の放送での発言を報じたネットニュースのコメント欄やXには、《本当に議員削減で良いんですか。国民の声が届きにくくなりますよ。与党に有利な制度ではないでしょうか》という制度への懸念のほか、《もともと他国と比して少ない議員数であったにも関わらず、是正するどころか減らすことに納得いかない》と、定数削減そのものに疑問を呈する意見も見受けられた。

 

一方で、大越氏の「国民がぽか~ん」発言に対しては、次のような否定的な意見も。

 

《大越氏の見解は間違いだと思います。前の衆院選で維新は定数削減を掲げて闘い、それを踏まえて自民は連立合意した訳です。『国民がポカ~ンとしたまま』と言うなら、それは野党の党利党略で定数削減がなおざりにされる状態の事です》
《どんな法案も合意を得るために調整は行われます。それを妥協と言う表現で報道するのはマイナスイメージを与えたい意思があると思います》

 

政治決断のあり方に疑問を呈した大越氏だが、その発言にも賛否が集まる展開に。衆院定数削減をめぐる議論は、大越氏の問題提起をきっかけに、ネット上でもさらに広がりを見せている。

 

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出典元:

WEB女性自身

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