動画3:母の冷蔵庫

実は、この「冷蔵庫編」は、すでに YouTubeでアップされており、100人以上の方に見て頂いている。そして、賛否両論!

「母が、昼寝をしている間にコソコソと冷蔵庫の中を撮る監督としての私が、イヤラシイ」

「冷蔵庫の中までは、見たくない」

等々。ごもっとも、である。
また、多分それと同じ理由で、同時期にツイッターのフォロワー数人からもブロックされているのに気が付いた。

ツイッターでは、例えば

「母のトイレは、長い。腎臓大丈夫かと心配しつつ、現在私のオシッコ我慢中。」とか、

「母は、トイレから出てくるなり、便秘だと言った。でも5分後には、下痢になっていた。ああ、母との生活は、飽きないなあ。」
なんてトイレ・ネタも含めて呟いている。(だって下ネタ、大好き!)

賛否両論の反応は、<ドキュメンタリー映画とは何ぞや>というモラルの領域なのである。自分の家族、身内をそこまでさらけ出すのか。どこまで見せるのか。南田洋子さんのところへウソをついてまで行き、撮ったものを見せたいのは、何故か。精神を病んでいる人たちに紗を掛けずに画面で見せたいと思うのは、何のか。去っていった妻と恋人の出産シーンをカメラで捉えて見せるのは、どうしてなのか。

このモラルの問題が、まさに今、作品完成途中の映像をお見せする理由の一つでもあるのだ。つまり、監督として、現段階では、私が撮りたいものを撮り、それを見てもらい、反応を頂く、ということをしたいのである。私自身そのことが、最終的にどんな影響を持つのか。完成作品への追い風となるのか、それとも私を追い込み、考えてもみなかった方向に行くのか。まずは、「冷蔵庫の中身」をとくと、ご覧あれ。

 

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