【動画23】アルツハイマー病の母と菊の御紋、お盆
ドキュメンタリー映画の監督である私は、自分の思惑やら仕掛けがドンピシャリと当たれば、当然ながら嬉しい。
嬉しいのだが、実は、ちょっと無念でもある。
それは心のどこかで、そんな私の仕掛けなんか木っ端微塵に吹き飛ばされ、裏切られたい、という思いがあるからなんだと思う。
母は、そんな監督の私にドンピシャな被写体ではないか。
私は、ただ、ただ、母の行動・発言に圧倒されっ放しなのだ。
母と向き合うと、いかに自分が、矮小な人間であるかが、分かる。
そんなことを考えさせられたお盆になった。
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