第49話 母の驚愕!

東北•関東巨大地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、被災された方々に心よりお見舞い申しあげます。

実は、こんな日本国未曾有の非常事態の中で、この<映像ブログ>を続けるべきかどうか、悩んでいるところに、以下のような応援メッセージを頂きました。

こんな時になんですが、被災地の方々にもファンはいると思うので今までと変わらずに「此岸、彼岸」を配信してくださいね。

とても有り難く、涙が出ました。

ということで、本日のお題は、<母の驚愕!>です。 

                                                             ☆☆☆☆☆☆☆

 今回の横浜滞在中、息子の存在感が、とても大きかったのは、母にも私にも明らかだった。息子が、オーストラリアに戻る日など来ないで欲しい、いや、考えたくない!!

しかし・・・母は、アルツハイマー病である。

徐々に息子と別れる心の準備をして上げないと、というのが、私の正直な気持ちでもあった。

そうこうしているうちに、2011年1月19日が、やってきた。息子の父親が、シドニーから息子を迎えにやって来る日だ。

息子が、シドニーに戻る23日まで、後4日。

母の日にちの混乱は、もう慣れっこで、息子も、姪っ子たちも、私も取り立てて騒がないのだが、私には、心配なことが、一つあった。

imageそれは・・・母の思入れの強さ、である。

母は、アルツハイマー病発症後、自分の世界で、ほぼ自分しか分からない論理で生きている。

きっと息子に対しても、とても強い思入れを持っているに違いない。

母は、息子が、父親のいるオーストラリアを離れ、自分と一緒に住むために横浜に来た、と思っているのではないか。

私は、私で、息子の横浜での生活の適応力のよさが、かえってあだになったかも、と考え始めていた・・・

 

2011.3.19 (土)更新予定!<動画48:アルツハイマー病の母、息子の帰豪に驚く

ドキュメンタリー映画監督 関口祐加 最新作 『此岸、彼岸』一覧

[この記事を第1話から読む]

 

関口家でも使っている、家族を守る”みまもりカメラ”

 

 

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