『神戸決戦』の、Kobe SLOPEは、昨年夏『1stライブハウスツアー アプガ第二章(仮)開戦前夜』でライブを行った、元・神戸ウィンターランド。神戸でも、大盛り上がりの前日に負けず劣らずの熱気の渦を巻き起こすのだった。
この会場はステージが高く、7人のパフォーマンス(そして汗)が上から降り注ぐかのようである。メンバーもツアーに慣れ、全体的にテンションアップで振り切ったライブを見せていく。
この日のソロMCは、森咲樹が担当。昼のイベント直前に衣装が破け、慌てて縫ったことを告白。さらには安定の(!?)すべりまくりのトークを展開し会場がひんやりする状態に。だがやはりアプガの武器は歌とダンス。アスリート衣装でガンガンにパフォーマンスを繰り広げ、会場は大ヒートアップ。熱さでおかしくなったのか(!?)、アンコールの「サマービーム!」では、隙あらばメンバー同士でサイリウムでお互いをつつき合う状態に。ステージ上の楽しさが、会場全体に伝染。ハッピー感の高い空気となってライブはフィニッシュ。
その後のツアーでもどんどん成長を続けたアプガ。6月1日、中野サンプラザのステージでは、最高に熱く激しく楽しいライブを見せてくれることだろう。
『進軍』ツアー、仙石みなみ&新井愛瞳の『大阪決戦』『神戸決戦』直後コメント。
「今回セットリストがいつもと違うんです。いつもはかわいい曲から後半ぶっ飛ばすぞーって分かれてるんですけど。今回は、前半でも攻め系をやって、間に聴かせる曲が入ったりって、今までの単独ライブと全然違うんです。やってて楽しいんですよ。しかも衣装も新しくなって。私はアスリート衣装が好きですね。アプガ史上最大のピッタリ感と生地の薄さと面積の少なさなんです。まだマシュマロ感があるので(笑)、完全に見せられる体にならないとなぁ~って(笑)。中野では完璧になってる…はずです(笑)。全国ツアーを全部がんばって、中野サンプラザでは体力気力勝負でがんばります」(仙石)
「今までは、“アプガは勢いすごいよね”って言われてたけど、勢いだけじゃないっていうのを伝える意味でも、新しい流れのセットリストになったんです。自分たちも、勢いプラスアルファのものを見つけていくツアーなんです。自分たちも成長しないといけないし、初日からお客さんと一体感がすごかったし、もっともっと盛り上げていけたら、もっとすごいライブができるなと思いました。新衣装は、ケンシロウ衣装が好きです。着ると身が引き締まります。スタッズが入って厳ついのがアプガっぽいなって。ツアーを死ぬ気でがんばって、中野をやり切って、武道館、ドームを目指します!!」(新井)
文・写真/土屋恵介