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13年ぶりの休暇を満喫させていただいております。片岡愛之助でございます。

秋晴れは気持ちがいいですね。少しだけひんやりした空気に、気も引き締まります。

秋はお芝居も毎年選りすぐりの作品が揃います。なぜかと言えば、10~11月上旬の期間で、文化庁主催の芸術祭が開催され、参加作品が上演されるからです。

主催者も自然と力が入りますよね。これ、お芝居だけじゃなく、映画やテレビ番組もそうなんです。いろいろチェックしてみてください。あなたの感性に合う、良質の作品が見つかるかもしれません。

手前味噌ですが、2013年10月大阪松竹座の、僕が団七九郎兵衛を勤めた「夏祭浪花鑑」の舞台が、第68回文化庁芸術祭演劇部門優秀賞を受賞させていただいた経験がございます。

 

閑話休題。意外に思う方もいらっしゃるでしょうが、僕、EXILEの方たちと交流あるんですよ。

MAKIDAIさんやMATSUさん、NESMITHさんらがこの2~3年、僕の芝居をわざわざ見に来てくださるんです。ほんと光栄なことです。

そのEXILEのみなさんと、一緒にダンスを踊ったことまであるんです。しかも舞台で。すごいでしょう(笑)。

その舞台というのが、ちょうど3年前に東京と大阪で上演した「影武者独眼竜」です。

伊達政宗役がMAKIDAIさん。僕は伊達政宗の軍師・片岡小十郎役でした。僕は政宗の影になり、政宗と2人、東北の地を救い、豊臣秀吉との決戦に備え、なんとしても故郷みちのくを守り抜くと誓います。

僕はこれまで、平成若衆歌舞伎の「花競(はなくらべ)かぶき絵巻」で 現役タカラジェンヌと史上初めて歌舞伎役者として共演した経験があります。そのときも刺激的でしたが、このときはEXILEとの共演ですからね。これもまた刺激的でした。

このときのカーテンコールで、僕はEXILEからの出演者をはじめ全出演者たちとダンスを披露したんです。踊りながらの華麗なターン、見せたかったなぁ。「影武者独眼竜」には、弟子の愛一郎も出てるんですよ。興味がある方はDVD発売中です。ぜひご覧になってみてください。

 

そして今週、10月22日放送のBS日テレ「片岡愛之助の解明! 歴史捜査」(木曜日21時~)は、その伊達政宗、『奥州の覇者 伊達政宗 天下への野望の真相を追え!』をお送りします。

秀吉の全国統一の最後の地となったみちのく。そのみちのくを治めていた戦国武将・伊達政宗は、小田原攻めを成し遂げた秀吉のもとに、切腹のときに着る白装束姿で駆けつけ、軍門に下ることを宣言します。

非常に芝居じみた、そのまま歌舞伎になりそうな一場面ですが、これは本当にあったことなのか。隻眼の眼帯の下に隠された真実を、番組では追います。ご期待ください。

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隻眼の伊達政宗の扮装での殺陣は慣れるまで結構大変でした。
「片岡愛之助の解明! 歴史捜査」(C)BS日テレ

 

それからもうひとつ報告が。去年に引き続き、今年も10月26日に、東京・歌舞伎座で「東京国際映画祭プレゼンツ歌舞伎座スペシャルナイト」が開催されます。

その華やかな舞台で、去年の市川染五郎さんに続き、今年は僕が『雨の五郎』を踊らせていただくことになりました!

会場には海外からもすごい豪華なお客様がお見えになるという話ですから、僕も今から気合いが入ります。黒澤明監督の歌舞伎十八番の内『勧進帳』を題材にした70年ぶり公開の「虎の尾を踏む男たち」も上映されます。お楽しみに。

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どんな豪華なハリウッド映画らの関係者が来ていただけるのか、今から楽しみです。
「雨の五郎」(C)松竹

みなさまも温度差に体調を崩されませぬようご自愛ください。

片岡愛之助

プロフィール

1972年3月4日生まれ。’81年12月、十三世片岡仁左衛門の部屋子となり、南座『勧進帳』の太刀持で片岡千代丸を名乗り初舞台。’92年1月、片岡秀太郎の養子となり、大阪・中座『勧進帳』の駿河次郎ほかで六代目片岡愛之助を襲名。’07年12月上方舞・楳茂都流の四代目家元を継承し、三代目楳茂都扇性(せんしょう)を襲名した。

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