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みなさまお疲れさまです。片岡愛之助でございます。

昨日は勤労感謝の日でした。

 

僕は“休まない(性格的に休めない?)”口なのですが、歌舞伎の昼夜公演の合間であったり、舞台の空き時間に何をしているのかと申しますと、次の公演の台本や資料を読んだり、資料用DVDを見たりなどの準備をいたしますが、気分転換にゲームのドラゴンクエストをしていることがあります。むしろ気分転換というよりは、子どものころからハマりにハマっているゲームなので、少しでもやって経験値を上げたい“口”のファンのひとりです。

実際、ドラクエはこれまで全部のシリーズを制覇しています。

そして僕は自分が面白いと思うものを周りにも押し売りするタイプなんです。弟子の愛一郎をはじめ、相手役を勤めていただく機会が多い中村壱太郎くんや、壱太郎くんのお父さんの中村鴈治郎兄さんらも巻き込んで、みんなでドラクエをやっていた時期がありました。すごいですよ。時間があると楽屋に集まるのですが、誰もしゃべらない。みんなで黙々とドラクエをしている。

近くにいるゲーマーから、すれ違うとアイテムをもらえる“すれ違い通信”という機能がついていたときにはゲーム機は必携でした。アイテム欲しさに、他にゲームをやっている人がいないか、巡業先の地方の駅に行ってぐるぐるただ歩いていたりしました。本気でしょう(笑)。

たくさんの学生がいらっしゃる「歌舞伎鑑賞教室」に出演させていただいたときには、楽屋の窓際にゲーム機を置いたりしていました。楽屋のすぐ外が会場に続く歩道になっていましたから、歌舞伎公演が終わったころにはメッチャアイテムが溜まっていました。当時、僕は“あいのすけ”でオンラインゲームをやっていましたが、本当に片岡愛之助がやっていたと何人の方が思っておられたでしょう。本当に僕だったのです。

RPGの謎解きを急いでどれだけ早く全クリをするかが目標の方もおられますが、僕のやり方は違います。経験値を地道に地道に稼いで最強にまでレベルをあげて、一気に敵をなぎ倒しに行くのが好きですね。ボスキャラを一発で倒す、あの瞬間が最高です。

ドラクエも、初期のスーファミのころは、ダンジョンが進んだところまで、記憶させておくのに宿屋に泊まって、呪文をもらう。その記号を書き残しておかないと、その続きから始められませんでした。チームが全滅したときも、その続きから始めるのに、復活の呪文が必要になります。その呪文の記号を写し間違えたのか、“呪文が違います”とハネつけられ、頭を掻きむしったこともありました。

母親がゲームのコードに足を引っかけて、コンセントが抜けてしまった! もう大騒ぎですよね(笑)。ドラクエがらみの思い出はたくさんあります。

そして、ドラクエファンと、いつでもどこでも公言していたおかげで、僕はついに、ゲーム『ドラゴンクエストヒーローズ』でラスボスのヘルムートの声優を務めさせていただくことができました!

原作者の堀井雄二先生がお声をかけてくださったのですが、先生と知り合うきっかけになりましたのは、先生が歌舞伎を見に来てくださったことでした。せっかくいらしていただけるなら楽屋にもお越しになりませんか、とお誘いしました。初対面で失礼かなと思いつつ、お食事にもお誘いしたらこちらも快く了承していただきました。ちょうどドラクエをやっていた最中でしたからPSを持参してサインしていただきました。

メアドの交換もそのときにさせていただいたのですが、その後「実は次にドラクエができるのですが、そこで出演をしていただきたい」というメールを直々にいただきまして。しかもラスボス・ヘルムートの声でしょう。ドッキリかと思いましたけど、ほんとうにうれしかったですね。子どものころからやっていたドラクエのラスボスですよ。発表まで誰にも言えなかったのがいちばんつらかったです(笑)。

もちろん、できあがったゲームもやりましたよ。映画を見ているような、すばらしい映像でした。

みなさんも最後のダンジョンまでゲームを進めて、僕の悪役ぶりを聞いてみてください。

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ドラクエに登場する敵、スライム。かわいいでしょ?
(C)片岡愛之助

 

僕がレギュラーで進行を務めさせていただいております、BS日テレ「片岡愛之助の解明! 歴史捜査」(木曜日21時~)から、日めくり『片岡愛之助が贈る 歴史上の英雄!今日の名言~毎日を前向きに生きるメッセージ!~』が好評発売中です。

BS日テレでは、この日めくりのプレゼントも実施中です。26日まで、締め切り間近です!

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日めくり、絶賛発売中です!(C)BS日テレ

 

番組で捜査してほしい歴史上の人物や事件、謎を書いて、どうぞご応募ください。

30日からは、京都四條南座『吉例顔見世興行』が始まります。ご期待ください。

風邪などお召しになりませんよう、ご自愛ください。

片岡愛之助

プロフィール

1972年3月4日生まれ。’81年12月、十三世片岡仁左衛門の部屋子となり、南座『勧進帳』の太刀持で片岡千代丸を名乗り初舞台。’92年1月、片岡秀太郎の養子となり、大阪・中座『勧進帳』の駿河次郎ほかで六代目片岡愛之助を襲名。’07年12月上方舞・楳茂都流の四代目家元を継承し、三代目楳茂都扇性(せんしょう)を襲名した。