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その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(25)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!

 

【霊が人を殺そうとする瞬間を見ました】

 

あるとき、友人の彼女が亡くなりました。慰めに行ったら、彼の部屋の布団の上にあぐらをかいてニコニコしている彼女の霊がいました。気にしないようにして彼と話をしていたら、彼女はニコニコしたまま友人に「ねえ、いつ死ぬの?」と言いだしたんです。

 

その日は何も言わずに帰って、5日後に泊まりに行きました。まだ彼女はいて、「いつ死ぬの?」と言い続けている。すごくいいコだったことを僕も知っているので、“なぜ?”という気持ちです。「彼女が生きていたときに“お前が死んだらオレも死ぬよ”みたいなことを言わなかった?」と友人に聞いてみると、「言ったかもしれない」と。なるほど、それでこんなことになっているのかも……。

 

その夜、寝ているときにふと気になって彼女を見たんです。そしたら恐ろしい形相に変わっていて。そのうち、「死んでよ!」って叫びながら友人に覆いかぶさって殴りかかるような動きをしたのです。

 

彼は「うううう」と苦しそうな声を出して、ピタッと止まりました。起こそうとしても、動かない。心肺停止していました。すぐに救急車で運ばれて助かりましたけど……。ちょっと怖かったです。

 

それから彼女は見なくなりました。あんなにいいコでも、こんなふうになるくらい、“死ぬ”ってさみしいことなのかもしれません。