Instagramを中心に話題沸騰中のイラストレーター・横峰沙弥香さん。2015年に産まれた愛息「まめちゃん」の爆笑成長記録を、ほっこりするイラストとともに本誌で連載!

 

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まめは図鑑遊びが好きでした。

 

図鑑を開いては写真を指差し、「これはりんご!」とか「これは納豆!」などと覚えたての単語を大喜びで披露してくれる様子はとても微笑ましく、私にとっても楽しいひととき。毎日のようにふたりで図鑑遊びをしていたものです。

 

かくしてぐんぐんと言葉を吸収して行ったまめですが、言葉の覚え方に若干の癖があり、どうしてそういう覚え方をしちゃったの?というような謎ワードが飛び出すこともしばしば。

 

以前この連載でも書いたことがあるのですがたとえば『いちご』を『がやんご』と覚えていたり、『新幹線』を『がないちん』と呼んだりするのです。

 

何度正しい言葉を教えても全く聞く耳を持たない頑固者なまめ。成長すればどうせ正しい言葉を覚えるものだろうからと深く考えずに放っておいたところ、いつしか『いちご』も『新幹線』も正しく言えるようになっていました。

 

ところが、いつまでたっても治らない言葉がひとつ。

 

『なんどう』です。

 

これは、(まめ的には)ブドウを指す言葉。

 

ぶどうはまめの好物なので自ずと使用頻度が高い言葉になるわけですが、こうも毎回間違えるのは如何なものかと矯正を試みるも、あえなく撃沈。なおす気配も全く見えないのでこれは長期戦かと私も諦めモードでした。

 

そんなある日。

 

とびきりのいいブドウをお土産でいただきました。季節外れのブドウ……言うまでもなく高級品です。

 

これはまめと一緒に楽しまなければなりません。私はいそいそとまめを誘いました。

 

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すると

 

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……

 

ちょっと待て。

 

正しく「ブドウ」が言えるようになったのはいい。喜ばしいことだと私も思う。

 

ただね、その

 

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という態度ですよ。

 

今まで間違えていたあなたに気を遣ってこちらが寄せて差し上げたのに、「何言ってんのアンタ」っていうその顔!

 

拍子抜けだわ、小憎たらしいわ、それがまた可愛いわで、結局また大量のムービーを撮る羽目になるんですよねえ……。