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九州の大地震のときはすぐに博多にいる母親に電話をかけました。「寝れなくてね、椅子に座って寝たったい」と母さんが言いました。震源地に近い方々が大変な日々を過ごされたかと想像するに、とくに母のような高齢な方々のことを思うと、胸が痛みました。

少しずつ余震も減って来ていますが、まだまだ復興への長い道のりの途上かと思います。何か出来ないものだろうか、と福岡の仲間たちと話し合い、自分なりに出来る範囲のチャリティライブを7月8日、福岡のライブハウス、ゲート7さんにて行うこととなりました。

「東名阪でのライブを夏に控えていますし出来ないことはない、力を貸してください」とまずスタッフに伝え、協力を取り付けました。地元のイベンターBEAさんがボランティアで当日の仕切りをしてくださることになりました。地元で有名なDJの深町健二郎さんにも声をかけ(彼は実際に炊き出しなどをしているのでその辺のお話も聞きたく)、ライブ後のトーク会に飛び入りをお願いいたしました。どうやって義援金を被災地に届けるのかも大事な案件となりました。

ゲート7さんが会場費を半額ほどにしてくださいまして、これは本当に大変助かりました。この分を除くすべての売り上げを翌日福岡の銀行から振り込む予定です。チケットは各プレイガイドで発売中です。

継続的に何か出来ることを出来る範囲でやれたらいいですね。賛同してくださる方々のご参加をお待ちしております。ライブはメインが弾き語り。ライブ後、深町さんとのトークを少しやります。

さて、ムスコ飯にいきましょう。今日は子供から大人まで楽しめる、辻風ジャンクフード「イタリアンチヂミ」のご紹介です(笑)。

お父さんのビールのおつまみには間違いなく最適ですし、キムチがなぜか甘くなりますのでお子さんたちにも喜ばれる一品です。

材料:ねぎ5本程度、(お好みでシブレットやパセリも)、キムチ100g

タネ:エメンタールチーズ30g(とろけるチーズでOK!)、キリチーズ30g、パルメザン30g、卵1個、小麦粉30g、片栗粉15g、水 半カップ、塩・こしょう、にんにくパウダー(お好みで少々)、オリーブオイル。(チーズにじつはこだわりはないので、お好きなものをお使いください)

通常のフライパン、もしくは、卵焼き器(卵焼きを作る四角いフライパン)にオリーブオイルを引き、中火に。キムチを底に、ねぎをその上に整列させるように敷き詰め、混ぜあわせたタネを、野菜を覆うようにかけていきます(通常のフライパンだとピザ風に、卵焼き器だと、チヂミ風に出来ます)。周りが固まりはじめ、底に焦げ目が美味しそうに付きはじめたら、ヘラを使って、ひっくり返します(フライパンが大き過ぎるとひっくり返すのが難しく、卵焼き器だと簡単です。うまく返せない場合は、一度お皿に生地をスライドさせ、それにフライパンを被せ、ひっくり返せば簡単です)。

両面がきつね色に、モチモチでカリッと焼ければ完成。チヂミのように四角くカットして、お皿に並べます。家族が多ければもう1枚作ります。岩塩だけでも十分に美味しいですが、騙されたと思って、オリーブオイルにつけてみてください(これが絶妙。さらにイタリアンな味わいに)。キムチの強い酸味と辛味は炒めたことで薄れ、まるでイタリアの唐辛子オイル(オーリオ・ピカンテ)のような香りと味わいになります。チヂミでもピザでもない遊び心あふれる1枚です。

なんちゃってイタリアンチヂミ! 笑いの絶えない幸せ家族バンザイ(笑)。

ボナペティ!

エッセイで紹介されたレシピは、
辻仁成 子連れロッカー「希望回復大作戦」ムスコ飯<レシピ>で公開中!

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