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人間は、広い世界のほんの一部で生きている。
全てを知ることはできない。
世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。
そんな人が集まると、小さなブームになる。
誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。
それが「うさこの覗いた世界」なのだ…!

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【あらすじ】
全力で茹で大豆を潰し糀と混ぜ合わせ不老不死の秘薬「みそ」を作り上げたうさこ。
普段からよく使うけど製造方法なんて知らなかったみそがこれだけ簡単(先生のお手伝い込み)に出来ると知り感動を噛み締める。

みそ作りという一仕事を終えたら、隣にある糀カフェ「Bio topos」でお食事&休憩も可能だ。
腹ペコだったわたしは、迷わず突入。
作った堺みそを活用できるレシピを習得したい気持ちで
塩糀で下味をつけ堺みそで味付たという「豚丼 味噌ダレしょうが風味」をチョイスした。

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塩糀にみそで豚肉だなんておいしいに決まりすぎてる。

しかし、メイン以外にもとんだ伏兵が潜んでいたのだ。
セットでスティックサラダとスープがついてくるのだが、このスティックサラダがとんでもない。

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新鮮お野菜についてくるごま塩糀ドレッシング、塩糀粉末タイプ、白みそをはちみつとオリーブオイルで混ぜたものの3種。
この糀タレシリーズが…抜群においしい…!
糀独特の旨みが、お野菜の味を邪魔せず甘さを引き出して「最強にうまいお野菜」に進化させてくれる。
普段から塩糀のことは「なんかよく分かんないけど味わい増すし奥行きが出るしすごい子」と思って何にでも投入していたが
よもやここまでの力を持っていたとは…!
凄腕の教師みたいな感じで、生徒(食材)本来の能力(旨み)を最大限に引き出してより賢くしてくれる(おいしくしてくれる)のが糀なのだ(※個人の主観です)。

糀の魅力を再確認したところで、わたしはとんでもないことに気付いてしまう。

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塩糀も…みそと同じように自分で作れる…!
DIYによって「実は家具が自力でも作れる!」ということに気付くように、食べ物だって意外にも「自分でも作れるもの」で満ちているのだ。
便利さにかまけて日本人は忘れかけているけれど
本当は手作りして「作るから食べるまでの工程、そして熱意」を噛み締めてこそ、
舌で感じる以上のおいしさが味わえるのかもしれない。

というわけで、雨風さんのショップで栄養たっぷり生の米糀(400g520円という超良心的なお値段)を購入。

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さっそくその晩、魔術をするようにひっそり制作を始めた。

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~「塩糀」レシピ~
米糀 200グラム
塩  70グラム
水  180ccくらい

①糀をほぐしてから塩を合わせる。

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②やわらかくなるまで捏ねる。
③最初はぽろぽろしていて「これが本当にやわらかくなるの…?わたし何か間違えた…?」とすごく不安になるけど自分を信じて捏ねる。

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④心を無にして捏ね続ける。
⑤いつの間にかやわらかくなって塩と糀が一体化している。奇跡を見ているようだ。

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⑥少しずつ水を加え、やわらかくなった塩+糀をもみほぐしながら溶かす。
⑦毎晩慈しむようにかき混ぜる。
⑧1週間~10日くらい繰り返すと塩の角が取れたまろやかな塩糀が完成。

ぽろぽろの状態から徐々にやわらかくなっていく様は涙なくては語れない感動のシーン。
ぜひ体験していただきたい。
できた塩糀は、きゅうりや大根をべったら漬けにしても鶏肉や豚肉を漬け込んでも何にプラスしてもおいしい無限の可能性感じる調味料としてご利用いただける。

だが、うさこの糀クッキングはまだ終わらない。
次に作るは「醤油糀」だ。

~「醤油糀」レシピ~
米糀 200グラム
醤油 200グラム

①米糀を揉んでほぐす。
②しょうゆ200ccを加える。

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③毎晩糀が吸った分の醤油を足してひたひた状態を保ち、愛でるように混ぜる。
④1週間~10日くらい繰り返すとやさしい甘みの醤油糀が完成。

醤油糀はなんと混ぜるだけ…!衝撃的なまでに簡単だ。
みそや塩糀も「こんなにシンプルだったなんて!」とは思ったが
醤油糀は「なんでみんな作らないんだろう…?」と悩み始めるレベルで常備して損ない調味料
炒め物やパスタにぶち込んでもおいしいが、
何よりオススメなのは卵かけごはんや納豆に混ぜること…!
一気に増す深み…甘み…旨み…香ばしさ…。雑な料理が丁寧な味にメタモルフォーゼする。

愛を込めた塩糀と醤油糀。

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もちろん「発酵食品」、おいしいだけじゃない。
米糀は「酵素」を生み出すので、体にとって重要な骨や血液をつくり大切なエネルギー源になる。
ビタミンB群をはじめとするビタミン類も摂取できて、やっぱり若返り間違いなしだ。
自分でつくった、安心で栄養価たっぷりの「発酵食品」が
もしかしたら毎日を変えるかも。
自分を構成する「食べ物」をつくることは、素敵な毎日をつくること…
そう信じて、わたしはしあわせ発酵ごはんを今日もいただくのであった。

 

糀屋「雨風」
〒593-8322 大阪府堺市西区津久野町3丁目32-11
みそ作りは随時受付中。詳しくはこちら→http://www.amekaze-sakai.com/
※味噌の熟成期間は味噌の種類によって異なります。今回作成したのは「堺みそ」。

糀カフェ「Bio topos」
〒593-8322 大阪府堺市西区津久野町3丁32-11 コージー・コートアメカゼ102号
詳しくはこちら→http://www.cafe-biotopos.com/