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人間は、広い世界のほんの一部で生きている。
全てを知ることはできない。
世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。
そんな人が集まると、小さなブームになる。
誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。
それが「うさこの覗いた世界」なのだ…!

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世の中大変なことが多すぎて、みんな疲れてしまってはいないだろうか?
心に余裕がないと、人は自然と笑顔から遠ざかってしまう。
笑顔のない場所はまるで人なんか存在しないみたいに静かだ…。
そうして笑わないでいると、いつしか笑い方まで忘れてしまう。

ダメだ。
気分が沈む時こそ、笑わないと。

今回は爆笑の渦に巻き込まれるべく「笑いヨガ」の体験へ行ってきた!

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それは駅ビルの研修室で行われていた。
笑いヨガ…。
正直全くイメージがつかない。
恐る恐る教室へ行ってみるとその日は25名ほどの参加者のうち、
半数くらいがわたしと同じく初心者だった。

教室へ来る理由は様々である。
「最近笑いが少ないなと思って」
「退職したのがきっかけで」
「笑うのが好きなので」
「デイサービスをやっていて、高齢者の皆さんと一緒にやりたくて」…。

ここで改めて、笑いヨガとは何かをご紹介しよう。
笑いヨガとは1995年インド人医師マダン・カタリア博士によって考案された笑いの健康体操である!!
マダン博士、初めは「笑いは体にいいから面白い話しようぜ!」と公園に集まってみたものの(ハードルが高い)
笑える話のネタなんかすぐに尽きてしまい路頭に迷う…。
人はどうやったら笑えるのか…?
困ったところにヨガ講師の奥さんが「ヨガの呼吸法やストレッチを用いながら、無邪気に笑える運動をしてみたらどうか?」と提案。
その理屈抜きの「体の笑い」は、見事に大人の秘められた無邪気な遊び心を解放し
心身ともに健康になる…!ということで今日に至るまで全世界に広まっていったのである。

笑いヨガ講師である高田佳子さんは、教室が始まる前に言った。

「初めての人は無理に笑わんといてください。
しゃーないから笑っといてあげようかなーくらいで結構です」

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「笑いヨガなんだから笑え!!」と言われるかと思いきや、
なるほどとても自然体な雰囲気…。

この時はまだ、何が起こるか想像もついていない。

笑いヨガには、基本的な動きがある。
手拍子をしながら「ホッホ!ホッホ!」「ハハハ!」の掛け声、
深く息を吸って深呼吸をすること、
「いいぞ!いいぞ!」と手を叩いて最後にばんざいして「いえーい!!」

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これが最も基本の動きだ。

文章で見ると「何を言ってるんだ…」と思うかもしれないが、
とりあえずぜひ口に出してみてほしい。
ひとりじゃ寂しいので、ぜひ人を集めて「いいぞ!いいぞ!いえーい!!」を復唱しよう。
口に出してみても「何を言ってるんだ」感は変わらないが、ポジティブな言葉が飛び出すだけで
なんだか楽しい気分になってくる。

さらに笑いヨガは激しさを増す。
様々なシュチュエーションを想定した動きを、動き回りながら笑ってやる。
例えば「ナマステ笑い」ではみんなにナマステして笑いながら歩き回るし、
「一文無し笑い」では財布にもお金がなくてポケットにもお金がないも~~~笑うしかないよね!!って感じで笑いながら歩き回るし、
「ムンクの叫び笑い」ではかの有名なムンク面しながら「ホホホホホ~!」。

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「怒り笑い」では指さして激怒しながら笑い、

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伝家の宝刀・まさかの「おしっこ我慢笑い」。
時には大泣きするときもあるし、威嚇するときもある。でも最終的には何故かオール笑顔なのだ。

20代から90代(!!)の大の大人が25人も集まって、何をやっているんだろう?

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そんな光景がもうおかしくてたまらなくて、わたしは終始笑っていた。
「笑おう」として笑ってるのか、おかしくて笑ってるのかわかんないけど
とにかくずっと笑ってた
。そう、この「あれ?わたし楽しいの?あれ?」みたいな錯覚を用いた力技で楽しい感情を掴みとるのが「笑いヨガ」なのである!!

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笑いの健康効果はすごい。
呼吸に関する筋肉が動くことで、酸素が効率よく全身を巡る。酸素が巡ると血行がよくなる。
血行が良くなれば脳は活性化され、免疫力はあがり、自律神経は整い、ホルモンを発生、痛みは軽減……。
がん細胞を減少させると医学的にも実証済み。なんともいいこと尽くめだ。

みんなで楽しくワイワイ笑えば、
体から悪い気が全部出ていく気がした。
これは、最強の“デトックス”なのかもしれない。

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「怒り笑い」しながらわたしに迫るってくれる皆さん。
みんながこんな満面の笑顔でいられた空間は、思い出の中でちょっと特別な時間だ。

終了後、常連さんに話を聞いてみた。
「ずっと“笑いヨガ”の存在は知ってて、気になってたんです。でも怪しいと思って蓋をしてて
「ですよね。」
わたしもはじめ「宗教だったらどうしよう、行って大丈夫だろうか」と不安でいっぱいだったが
どうやらそれは誰もが通る道らしい。
「怪しくないことが分かって通い始めるようになりました。動くことが得意ではないんですけど、運動したいなと思って。今は通ってよかったと思ってます。肌が若返るんです」
あまりいいところを並べすぎるとまた怪しくなってきてしまうのでここは控えよう。

でも、本当に実感する。笑うことの大切さを。
高田先生も、「笑えない人にこそ、笑いを届けたい」と語る。
つらくなったときには一度考えるのをやめてまずは笑ってみよう。
「楽しいこともないのに笑えない」と思うかもしれないが、
「笑ってたらおかしくなってきた」ということもありえるのだ。
また、その笑顔が
きっと他の誰かを笑顔にする。
そうやって、笑顔で満ちた素敵な世界を作っていこうよ…。

不思議な笑いヨガを体験して、
素敵な大志を抱いたうさこであった…。

 

日本笑いヨガ協会 http://waraiyoga.org/
東京、大阪、福岡など全国各地で体験会を実施。
高田佳子先生…日本笑いヨガ協会代表。笑いヨガの本『大人の笑トレ』『笑いヨガで超健康になる!』などを出版、全国で講演・指導も行う笑いヨガの伝道師。