子どもに遊ばせたいおもちゃでおなじみのレゴ(R)ブロック。
あれで遊んで大きくなった大人たちも今では少なくないだろう。
だが、小さい子のためだけではない、大人たちのレゴ(R)ブロックがあるらしいと聞いて
わたしは『レゴランド(R)・ディスカバリー・センター大阪』で行われる
『大人のレゴ(R)教室』に参加してきた。

 

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人間は、広い世界のほんの一部で生きている。
全てを知ることはできない。
世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。
そんな人が集まると、小さなブームになる。
誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。
それが「うさこの覗いた世界」なのだ……!

 

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4月1日、名古屋に『レゴランド(R)ジャパン』が誕生する。
1958年に発表されて以来、誰もが通ってきた遊具「レゴ(R)ブロック」による初の屋外テーマパーク……!
小さい時から親しんできた身としては
一体どんなアトラクションが待っているのか行ってみたさでいっぱい!

 

しかし初なのは「屋外」テーマパーク。
屋内テーマパークは既に2件、東京・お台場と大阪・天保山にあることを知っているだろうか?

 

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知らない人も多いかもしれない。
何故なら、子どもとその付き添いの大人しか入ることができない
子どもだけの楽園だからである。
4Dのシネマや工場の映像が楽しめるファクトリーツアー、
乗り物など様々なアトラクションがあるけれど、
残念ながら大人には公式ホームページを眺めるしかない……?
いや、実は不定期で大人たちだけがこっそり楽しめる会が開催されているのだ。

 

わたしは3月17日、レゴランド(R)・ディスカバリー・センター大阪にて開催された
『大人のレゴ(R)教室』に参加した。

 

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天保山マーケットプレース2階。
こどもたちがいなくなった夜の19時、大人たちが集合した。
ひとりの女性やカップル、成人済みの親子など客層も様々だ。

 

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チケット売り場から遊び心満載で、
わたしは「これがレゴ(R)ブロックのテーマパークか……!」と感動。

 

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つい遊んじゃうよね。

 

レゴ(R)ブロックで遊ぶのはいつぶりだろう……。
小さいころは赤いバケツというセットを持っていて、
あれでしょっちゅう遊んでいた記憶がある。

 

まず参加者たちが案内されたのは『ミニランド(R)』。

 

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大阪城や道頓堀、甲子園球場など大阪の観光名所がレゴ(R)ブロックで再現される。

 

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3分毎に昼と夜が入れ替わり、その都度違った姿を見せてくれる作りこまれ方だ。

 

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よくよく見るとお辞儀しすぎて頭をぶつけている人たちがいたり
会社員らしき人たちが花いちもんめをしていたりと
それぞれにストーリーがあるのも面白い。

 

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次は4Dの映画に案内してもらった。

 

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3Dメガネをかければ臨場感たっぷりに登場人物が飛び出してくるのはもちろん、
水しぶきを食らったり、風を浴びたり……
この地に入った瞬間から目覚めてた童心が解き放たれたようにわたしは4Dに夢中になる。

 

子どもの遊び場は、大人を子どもに還す場所でもあるらしい。

 

 

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そしてアトラクションの奥にある教室へ。
ようやく『大人のレゴ(R)教室』が幕を開ける!

 

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もちろん、参加者は全員大人。
20名ほどが集まって、マスター・モデル・ビルダンと呼ばれるなかやまかんなさんのお話を聞き入る。

 

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レゴ(R)ブロックの基本的な名称(白の1×2×3など、色と形をそのまま名づけるので超シンプル)や
綺麗に組み立てる秘訣などについて、面白おかしく教えてくれた。

 

小さいころから「遊び」としてそばにあったけど
こうやって「何かを作るもの」として見たことなかった。
これからわたしたちは『リモコンスタンド』を作るらしい。
そんな使える日用品までレゴ(R)ブロックで作れるなんて、想像もつかなかった。

 

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アナウンスに従って、着々と組み立ててゆく。

 

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ふと隣を見たら、綺麗好きそうな若い女性が種類別に美しく並べていた。
またその奥では「白の1×6のブロックがない」と慌てる女性も。
レゴ(R)ブロックってめっちゃ性格が出るんだなぁ……!
いろんな人が集まる教室だからこそ、個性が出て創作過程も楽しい。

 

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30分ほどで、かわいいリモコンスタンドが出来上がった。
ちょっと触ってもびくともしない、立派なつくり。
組み立て方を教わったら、こんな美しいものが出来るなんて……!
満足していると、かんなさんから
「これから休憩をはさんで、飾りつけに入ります」との言葉。
飾りつけ……!
完成だと思っていたわたしに衝撃が走る。
そんな創作意欲そそる時間を用意していただけるとは……!

 

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教室の真ん中に並べられた、数百種類に及ぶパーツ。
20個まで、同じパーツは3個まで、制限時間20分、けんかしないをお約束に
参加者たちはパーツを集め始める。
中には「これでしか日本では手に入らないパーツがあるから参加した」というレゴ(R)マニアの猛者も。
よく分からないパーツに戸惑う初心者たちに対しても、猛者がくわしく説明してくれた。
知られざるレゴ(R)の奥深い世界…………!

 

しかし悩む。めちゃめちゃ悩む。
制限時間20分をめいっぱい使って、完成したのがコチラだ。

 

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ああああー!初心者がやりがちなかわいい動物を並べる超安易なやつ!!!!
これでも時折お隣さんの使っていたテクを盗みよりよい作品になっている。
そう、パクリです。

 

完成後、全員のリモコンスタンドが並べられた。

 

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これは……創作力の宝庫……!

 

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自作のジェットが刺さっていたり、
珍しいパーツを使ってトイレが作成されたり……
あれだけあったパーツの中から、
「これ!」という部品を見つけて自分だけの世界を作り上げてる。

 

すごい……すごいよ……!
やはり慣れ親しんだ人ほどクオリティが高いものを作っていることに気付く。
初心者は「何ができるか」を知らないため、
選択肢が限られ、結果かわいい動物を並べてしまうのだ……。
もっと研究してスゴい作品を作ってやりたい……!と悔しさが募った。

 

かわいくて、想像力が掻き立てられて、頭を使う。
レゴ(R)ブロックといえば子どもの頃の思い出が強いけど、
大人が集まってやればそこには全く違う感動が待っていた。

 

 

『レゴランド(R)・ディスカバリー・センター大阪』
天保山マーケットプレース内
https://www.legolanddiscoverycenter.jp/osaka/

『大人のレゴ(R)教室』3,000円(税込、作品はお持ち帰り可)
次回は4月7日(金)『大人のレゴ(R)ナイト』(2,000円)開催決定!

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