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皆さん、こんばんは!はちみつ姉妹です。私はいま香港にきています。香港は古い建物や文化、 歴史、食が色濃く残っているとても魅力的な街。そして何といっても興味深いのが、食文化です。チャイニーズハーブや漢方、薬膳やスパイスの香りがそこら中に漂い、健康美容志向の強い食品や美容品がズラリ。漢方店やジューススタンドもところせましと軒を連ねていました。

またはちみつについても色々リサーチしてきましたが、そんななかでも今回は香港で注目される“都市型養蜂”についてお話したいと思います。

「HK honey」は、香港の油麻地(YauMaTei)で始まった都市型養蜂プロジェクトです。ロンドン出身のプロダクトデザイナーのMichael Leungが発起人となり、10年7月にスタートしました。日本では06年から銀座のビルの屋上でミツバチの飼育をしている「銀座ミツバチプロジェクト」が有名ですが、ここ香港でも銀座ミツバチプロジェクト同様、ビルの屋上で養蜂をしているのだそうです。

香港でそうした都市型養蜂が行われているのは、インターコンチネンタル香港の屋上です。減少するミツバチを増やす手助けになるほか、二酸化炭素排出量を削減する効果も期待されているそうです。そして採れたはちみつを使ってホテルラウンジで自家製蜂蜜ベースのカクテルを楽しむこともできるなど、さまざまな活用がなされているのです。

ちなみに中国では防護服やフェイスネットを一切使わずに養蜂を行うそうですが、それはMichaelさんも同じ。週に1回のチェックは素手で行い、呼吸を整えてゆっくりゆっくりと巣箱を持ち上げてみるそうです。養蜂家の性格によって飼育しているミツバチの性格が変わると言われていますが、Michaelさんのように素手で優しく飼育することで穏やかなミツバチになるようです。

香港という自然がとても少ない環境でミツバチが生き延びる環境を整えていくことは日々挑戦でもあります。実際に香港を訪れてみて、蜜源となる花があまりにも少ないという印象を受けました。今後、このプロジェクトがどのような活動に発展していくのかとても楽しみです。

今回の訪問で、いつか日本はちみつ美容協会でHK Honeyとコラボレーションしたいという新たな目標もできました。興味深くとても楽しい香港、皆さんも旅行の際は HK Honeyを堪能してみて下さいね。

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