image

いつまででも見ていたい…ゆるっとパンダに癒される

2011年にコロアン島の石排湾公園内にオープンした「マカオパンダ館」では、つがいのパンダ「カイカイ」と「シンシン」のかわいらしい姿を見ることができます。ガラス張りの広場の中で動き回るパンダたち、エサの時間になると驚くほど近くにやってきてくれることも! 日本では考えられないぐらいゆったりとした空間でパンダを眺めながら、その愛くるしい動きに夢中になってしまいそう。

image

Macau Giant Panda Pavillion
Seac Pai Van Park Macau
開館時間:火~日10:00~13:00、14:00~17:00(最終入館16:45)
※1日6回(1時間間隔)の入場入れ替え制
月曜休館(月曜が祝日の場合は火曜休館)
入館料:10HKD
http://www.macaupanda.org.mo

 

世界遺産の建築を訪ねる街歩き

マカオの街には様々なヨーロッパ様式の建築物が残り、そのたたずまいは、まるで時が止まったよう。なかでも、22の歴史的建造物と8か所の広場を含めた「マカオ歴史市街地区」は2005年に世界文化遺産にも指定されていて、街歩き好きにはたまらない場所です。

 

マカオの顔ともいえる「聖ポール天主堂跡」に代表される教会建築をはじめ見どころがたっぷりで、1日では訪問しきれないほど。道の要所には日本語を含めた各国語の案内標識が立っていて、迷子にならないようにナビゲートしてくれます。

 

街の中にはいたるところにアズレージョと呼ばれるポルトガル式のタイルが見つかります。教会や歴史的建造物はもちろん、一般の民家の壁や、道路標識にも使われているこのタイルは、美しいブルーで描かれているのが特徴。緻密な幾何学模様から、ストーリーのある絵のようなものまで、好みのアズレージョを探すのも楽しみのひとつです。

 

もうひとつ、マカオの街歩きを楽しくするのが「カルサーダス」と呼ばれる石畳。これは石をさまざまな模様になるように組み合わせて並べた道で、幾何学模様をはじめ、文字が刻まれたり、動物が描かれたりすることもあります。マカオ歴史市街地区に多く見られ、異国情緒を引き立てています。

image

(左)聖ポール天主堂跡は、マカオの人々の憩いの場でもある。夜になるとバロック様式のファサードがライトアップされ、荘厳でロマンチックな雰囲気に。
(右)「山の泉」という意味をもつ「リラウ広場」の回りには今でも当時のポルトガル人邸宅の面影が残っている。

 

image

(左)白とミントグリーンの配色が美しいコロニアル調の建物はドン・ペドロ5世劇場。オペラなどの催し物が開催されるときは内部に入場することが可能になる。
(右)入口からそっと中をのぞけば、美しいアズレージョが施された部屋が垣間見える。

 

image

ブルーとイエローで緻密に描かれた模様が美しいポルトガル語学校の壁は、観光客に人気のフォトスポットの一つ。街の標識も、民家の窓枠にもアズレージョ!

 

image

(左)マカオの中心部、セナド広場と民政総署。この広場は、波の模様のカルサーダス(模様を描いた石畳)で有名。
(右)民政総署の1Fと中庭は一般開放されていて、ここでも見事なアズレージョを見ることができる。

 

image

カルサーダスの美しい小路。ルートを外れてぶらりと迷い込むのも楽しい。

 

キュートなおみやげが見つかるおすすめショップ

旅にきたら忘れてはならないのが、かわいいおみやげ探し。女子向けのおみやげにぴったりなショップがあちこちに点在しています。中でも注目なのが、セナド広場の近くにある「ロージャ・ダシュ・コンセルヴァス(Loja das Conservas)」。ポルトガルの缶詰専門店が海外に初めて出店したというこちらのお店には、ポルトガル各地から集められたという缶詰が所狭しと並んでいます。値段は500円前後と手ごろなものが多く、パッケージもおしゃれでどれを選ぼうか目移りしてしまいそう。

image

Loja das Conservas Macau
Travessa do Aterro Novo N.o9 Macau
営業時間:月~金11:00~20:00/土・日11:00~21:00
無休

 

ポルトガルの小物を取り扱う「メルセアリア・ポルトゲーザ」はラザロ地区のランドマークでもある「仁慈堂婆仔屋」という建物の中にあります。ポルトガルから仕入れている石けんや文房具、食器、食料品、トートバッグなどかわいいものばかりが並び、目移りしそう! ばらまきおみやげから自分のためのとっておきの逸品までが見つかる、女子必見の雑貨店です。この建物にはほかにギャラリーやブティック、レストランなどが入っているおしゃれなスポットなので、のんびり時間をつぶすのもおすすめです。

image

Mercearia Portuguesa
No. 8, Calcada da Igreja de S. Lazaro Macau(仁慈堂婆仔屋内)
営業時間:月~金13:00~21:00/土・日12:00~21:00
無休
http://www.merceariaportuguesa.com

 

セナド広場のすぐ脇にあるビルの2階にある小さな書店が「Pin-to livros」。中国をはじめとした世界各国の書籍をセレクトして取り揃える、感度の高いブックショップです。地元の書籍やzineも扱っていて、写真集などはマカオ訪問の記念にもなりそう。店のマスコットキャラクターの猫ちゃんがのんびり寝そべる窓際のソファースペースに座って、ゆっくりとした時間の流れに癒されるのもおすすめ。まさに隠れ家的書店なのです。上の階には同じオーナーの経営するミュージックショップ「pin-to musica」もあり、マカオ在住アーティストの作品などを取り扱っています。

image

Pin-to Livros&Musica
1A, Veng Heng Largo do Senado, 31, Macao
営業時間:月~木・日11:30~21:00/金・土11:30~22:00

 

image

(左上)メルセアリア・ポルトゲーザのポルトガル製石けん。1つ90HKD~
(右上)アズレージョの看板がデザインされたポーチ。35HKD
(左下)ポルトガルの缶詰。ジャケ買いして味比べをするのも楽しそう。

 

東西の物や人が交わり、それぞれが調和することで、豊かで美しい独自文化を形作っているマカオ。まだまだご紹介しきれないほどに、女子心をくすぐられる見どころが満載です。日本からは直通便も就航しているので、手軽に訪問できるのも魅力的。次の旅行では、ぜひマカオへ足を伸ばしてみませんか?

 

【協力】
マカオ観光局:http://www.macaotourism.gov.mo

関連カテゴリー:
関連タグ: