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長崎県に生まれ、看板店、ちり紙交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家になった蛭子能収(67)。これまで人から相談を受けたことは皆無だったという彼が、本誌読者からの相談に答える!

 

【Q】「母を亡くしたばかりなのに、今度は夫が病気になって寝込んでしまいました。子どもの受験も志望校に受からなかったし、私も原因不明の頭痛に苦しんでいます。なんとかしてください」(ツッチーさん・48・パート社員・東京都)

 

【A】「つらいことをブログでネタにしてみては?」(蛭子能収)

 

自分の身や家族に、大変なことがあったり、嫌なことがあったりしても、オレは、どこか冷めているところがあるんです。漫画家だからなんでしょうかね。これは「ネタ」で使えないかなとか、これで物語をつくってみたらどうだろうなど、どこか別のことを考えている自分がいるんですよね。

 

本を出版するのは、難しいかもしれないけど、今は、ブログやホームページを作れば、文章や絵で自分の思いを表現できる時代ですよね。つらいことが続くのは、大変ですけど、自分を表現するための「ネタ」という発想で受けとめてみてもいいと思いますよ。それを、どう転がしていこうと思えるようになったら、すごく強い人になれる気がします。

 

高校卒業して就職した看板店は、まさに職人の世界。いつも上司から「遅い!」と怒鳴られていました。すごく悔しかったので、オレは、自分の描くマンガに、悲惨な殺され方をする役で、その上司を登場させていました。それだけでも、気持ちが晴れ晴れするものです。

 

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