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ついに一日の発電量が10kWhを超えるという輝かしい日が到来しました!

一週間以上のあいだ曇天と雨が続いた7月2週目。

その後、梅雨の晴れ間が数日間ありましたが、このときに二日間に渡って10kWh以上を発電!

さすがにバッテリーが減っていたようで、チャージされた分が発電量に換算された模様です。

たった8枚の太陽光パネルで一日10kWhを超えるとはびっくりです!

 

さて、7月4日に、東京都三鷹で開催された講演会「“あの”佐藤千佳さんに聞く『電力完全自給生活』」が無事に終了しました!

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開催してくださったのは、NPO法人みたか市民共同発電さん。

現在、某私立の学校の屋根を借りて、市民発電をする企画が進行中です。

電力会社から直接電氣を買う必要のない社会に向けての大きな一歩ですね!

こちらの市民発電の説明会と共に、わたしの講演会を開催してくださる運びとなり、今回このようなありがたい機会をいただきました。

しかもタイトルに“あの”まで付けていただいて、身に余るほど光栄です!

 

会場には90名ほどの方々がいらっしゃいました。

真剣に話を聴いてくださり、たくさん質問もしてくださり、感謝のきもちでいっぱいです!

生まれて初めて経験することとなった講演。

緊張しすぎて若干早口になってしまったことを、この場を借りてお詫びさせてください(汗)

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当日は、オフグリッドの意味、電力自給システムの詳細、どんな暮らしをしているか、節電のコツやエコな暮らしについてご紹介。

引っ越した当初は電力が底をついてしまうのではないかと思って、ローソクをたくさん用意しましたが、結局一本も火を灯すことなく順調に暮らせていることを最初にお伝えしました。

使っている家電(大型冷蔵庫、パソコン、プリンター、エアコン、掃除などなど)を写真でお見せして、みなさんと変わらない暮らしであることを知っていただきます。

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そして、オフグリッドにしてからの、くらしの変化、きもちの変化、からだの変化、いしきの変化、について触れます。

これがみなさん興味深かったようです。

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まず、くらしの変化。

これは晴耕雨読の生活になったこと。

晴れの日は電氣富豪となるので家電をたくさん動かして生産性を高めるのに対して、雨の日は電氣貧乏となるので読書や仕事の準備などをして静かに過ごします。

暮らしにめりはりが出たことをお伝えしました。

 

次に、きもちの変化。

これは電氣を使うことが喜びに変わったこと。

311以降、電力会社の電氣を使うことに対して罪悪感を持っていましたが、オフグリッドにしてから自分たちで電氣をつくって使うことがとても楽しくなりました。

地球が何億年もかけてつくった石油や石炭を燃やすことなく、放射能の心配もなく、人々の犠牲もなく、太陽という天の惠みでつくられたエネルギーで暮らせることは、幸せなきもちになることについてお伝えしました。

 

そして、からだの変化。

これは自然のリズムとバイオリズムが合致して、からだが健康になったこと。

発電リズム=お日さまリズム=生活リズムとなるので、日の出と共に起きて日の入りと共に寝るような生活になりました。

夜は発電しないので、なるべくバッテリーを減らさないように早く寝ます。

すると、朝型のカラダになって、体力がついて、肌もキレイになって、しまいには背が2センチも伸びたことをお伝えしました。

会場からはどよめきの声が聞こえてきたほど、背が伸びたことは衝撃だったようです(笑)

 

最後は、いしきの変化。

これは地球に意識を向けられる人間になったこと。

オフグリッド生活にしてから何が変わったか夫に聞くと、「地球ってなんだろう」と考えるようになったと答えます。

わたしは、自然がどれだけ多くのものを与えてくれるかが分かったので、地球に恩返しをしたいと思うようになりました。

内側から愛や感謝がこんこんと湧いてきて、優しい人間になったような感覚があることをお伝えしました。

 

自然と調和した暮らしをすると、「余る」ということにきづきます。

土に合ったお野菜はたくさん育つので、ご近所やお友だちにお配りしています。

たった一粒の固定種を蒔くと何百倍もの種ができるので、欲しい方々にお譲りしています。

冬の雨や雪の日以外は電力が余るので、できることならお隣さんに差し上げたいくらいです。

オフグリッドな暮らしを始めて10ヶ月ほどですが、この暮らしは「奪い合う社会」から「分け合える社会」に変えられる可能性を秘めていると最近確信しています。

いままでは、エネルギーを確保するために戦争やテロを起こしてまで他国の天然資源を奪ってまかなってきました。

しかし、自然と共に暮らすオフグリッドな暮らしは、食糧もエネルギーも余るので、必要としている人たちに分けることができます。

世界を苦しめている問題を解決できるヒントが、オフグリッドにはたくさんあるように思います。

このような点から言えることとして、講演の結論は下記のふたつ。

 ●都会でも電力完全自給生活は可能であること

 ●オフグリッドな暮らしは平和な社会を作れる可能性があること。

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ぜひうちの地域でもお話ししてくださいと言ってくださった市議会議員さん。

オフグリッドな暮らしをスタンダードにするために研究&論文作成をしたいので協力してくださいと言ってくださった大学生の熱い若者たち。

感動した!うちも導入したい!と輝く目で話かけてくださった70歳を超えるおじいさまやおばあさま。

熱い参加者さまたちから、わたしの方がパワーをいただくことになりました。

よりよい社会にしていきたくてウズウズしている人はたくさんいるんですね!

希望や光を見出せる日となって、やるきが何万倍にもアップです~。

ご参加くださったみなさま、企画してくださったみたか市民共同発電さんに、心より感謝申し上げます!

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みたか市民共同発電さんのみなさまと記念のショット♪

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