立春を迎えました!新しい一年の始まりです!太陽と共に生きるこのオフグリッド生活になってから、太陽の高さ低さ、光の強さ、日照時間などを意識するようになりました。それと同時に旧暦の素晴らしさを痛感。いまは、グレゴリオ暦ではなく旧暦を参考にして暮らしています。太陽が輝きだす〝春〟の到来を告げる立春は、日照時間がこれからどんどん長くなっていくことのお知らせです。ああ、長い冬の終わりまであともうちょっと!太陽の輝きがこれから増していくように、希望も増していきます!と言ってもまだまだ寒い日は続きますので、電力自給に工夫が必要な日々は続きます…。
先日、『女性自身』の紙面で、ソーラークッカー料理生活を取り上げていただきました。
太陽熱温水器を製造していらっしゃる寺田鉄工所さんが、その仕組みを使って作られているソーラークッカーがこちらの「エコ作」です。
二重のガラス真空管の筒の中に好きな食材を詰めて、太陽光を集める銀色の反射板の中央にセットして、太陽の下に置いておくだけで、信じられないほど美味しいお料理ができてしまう優れ物!化石燃料に頼らず、地球を苦しめるガスも出さず、電氣代ガス代ゼロ円で、ココロもカラダも喜ぶお料理ができてしまうのです!
いままでブログやトークイベントやオフグリッドセミナーで紹介してきたエコ作君。彼は多くの方々の興味をひく魅力的な〝男性〟で、この一年たらずでお日さま料理仲間が増えました! ガスとのプチオフグリッドを可能にしてくれるこのお日さま料理法は時代の先を行くもので、巷ではその使い方やレシピ情報がまだ充実していません…。ですので、レシピが溜まったり、よい使い方を発見できたら、これからもみなさまにお伝えしていきたいと思います。そこで今回は、いまの季節にピッタリの、冬のお野菜を使ったお日さま料理レシピをご紹介したいと思います♪
冬のお野菜は主に根菜です。今灯では、ダイコン、カブ、サツマイモを使った三品のお日さま料理レシピを公開。とてもシンプルなので、初めての方にもオススメですし、なによりも美味しいのでぜひお試しください♪
●蒸しダイコン●
ダイコンを切ってソーラークッカーに入れて太陽光を浴びてもらうだけで、柔らかくジューシーな蒸しダイコンができます!味付けはお好みで好きなものをかけるだけ!ポン酢、醤油麹、ドレッシングなんでも合います!
<材料>
・ダイコンの上部 15㎝ほど
※下部は辛みが強いので、上部を使うことで甘い蒸しダイコンができます。
<つくりかた>
① ダイコンを分厚いイチョウ切りにして、扇の方を下にして一列に筒に詰めます。
イメージはこんな感じです。
② 筒を横向きにしたまま反射板にセットして、30分間太陽光を浴びてもらいます。
※扇の方を下にしたまま横向きで蒸すと、煮崩れせずキレイに仕上がります。
③ 筒から器に移して、お好きなものをかけて出来上がり!
わたしは醤油とユズの果汁を混ぜたものをかけて、ユズの皮を薄く切ったものを散らして食べるのが一番好きです♪
太陽パワーと大地の惠みが濃縮された、エネルギーの高いお食事に感謝
●カブの中華風蒸し炒め●
材料に塩をふって、あとは太陽にお任せ!カブが甘くトロトロになって、きもちまで幸せでトロトロになってしまいます!この一品だけでご飯が二~三杯食べられるほど、ご飯との相性がバッチリです!
<材料>
・カブ 2個
・ニンジン 10センチほど
・ネギ 15㎝ほど
・ショウガの薄切り 1枚
<つくりかた>
① 下記の写真のように、材料を全て適当な大きさに切ります。
② 塩をふたつまみふりかけて、筒の中に詰めていきます。
③ 反射板に横向きにセットして、20分間太陽光を浴びてもらいます。
④ 筒から器に移して、ゴマ油をたっぷりかけて出来上がり!
●サツマイモのレモン煮●
サツマイモとレモンの二つだけで、ほっぺたが落ちそうなほど甘酸っぱくて美味しい一品ができます!おやつにもなりますので、小腹が減ったときにも最適です!
<材料>
・サツマイモ(中) 1本
・レモンの輪切りスライス 3枚
<つくりかた>
① 下記の写真のように、サツマイモは乱切りにして、レモンは3ミリほどの輪切りにしてから四等分してイチョウ切りにします。
② サツマイモを3個入れたらレモンを2枚入れるようなイメージで、サツマイモとレモンを重ねて詰めていきます。
③ 反射板に横向きにセットして、20分間太陽光を浴びてもらいます。
④ 筒から器に移して、出来上がり!
どのお料理にも共通して言えるのですが、具材が筒に入りきらないことが多々あります。そのようなときは、その分を入れないで取っておいてください。ソーラークッカーで20分ほど調理すると、具材に熱が通ってカサが減って、筒の中にスペースができます。そこに、取っておいた残りの具材を加えて調理時間を少し延ばすと、全ての材料を使い切って完成できます。
あと、煮崩れさせたくないものは横向きで調理するのがオススメです。縦向きで調理すると、重力で下の具材が潰れます。逆に、お湯を沸かすときや、煮豆や、スープなど、水を入れてつくるものは縦向きで調理します。
今回ご紹介した三品をメインにしたお日さまディナーは、このような感じです。
写真に写っている煮豆やニンジンのサラダもソーラークッカーで作っていて、ご飯とお味噌汁だけはガスを使っています。
太陽パワーと大地の惠みが濃縮された、エネルギーの高いお食事に感謝!ソーラークッカーライフ最高です!!