5月初旬に、40度近い高熱とあらゆる激しい症状が一週間以上続きました。高熱を最高のデトックスと考えているので、やったー!と喜びました(笑)自然療法士のわたしは、症状を悪者扱いしません。カラダに不要なものが溜まった結果、それを出すためにウィルスや菌などにお願いをして体内に入ってもらい、高熱や鼻水や咳や発疹などの症状を使って排出すると捉えています。普段から添加物の多い食事をしていたり、質の悪い油をとっていたり、お薬やワクチンなどの猛烈な化学物質を取り込んでいたり、たばこを吸っていたりすると、カラダの中は毒でいっぱいになります。がんなどの大変な事態になる前に排出しようとして、あらゆる症状を出すのだと考えています。実際に39度を超えると、リンパ管に詰まっている汚い古い脂が溶けますし、がん細胞も死滅しますし、腸内細菌が活発になって宿便が出ていきますし、いいこと尽くしです!高熱をしっかり出しきると、びっくりするほどカラダは軽くなり、顔は小さくなり、お肌はツルツルになり、きもちも見た目も5歳若返ります♪
しかしながら、普段から毒がカラダに入らない生活をしているのに、なぜこんな高熱と激しい症状が出るのだろう?と疑問に思いました。真っ先に浮かんだのが放射性物質でした。4月に、放射線量の高い地域を訪れたこともあり、一度検査をしたほうがいいと思い、NPO法人 新宿代々木市民測定所さんに体内のセシウム量の測定を依頼することにしました。新宿代々木市民測定所は、食品、土壌、尿、母乳などに含まれるセシウムの量を測定されています。(ホームページ http://www.sy-sokutei.info/)
第63灯で、2014年にホールボディカウンターで被ばく検査をしたことについてお伝えしました。元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんも指摘されていますが、ホールボディカウンターは正確な数値が出にくいともいわれています。わたしも7.7Bq/kgという高い数値が出たので、かなり驚きました。現在、より精密に測定できるものとして信頼されているのが、ゲルマニウム半導体検出器です。新宿代々木市民測定所では、この機器を使って尿中の放射性セシウム(Cs-134、Cs-137)を測定してくださいます。高熱で朦朧としているなか、必死の思いで申し込みました。
数日後、測定セットが自宅に届きました。尿を溜めるポリ容器(2リットル)や、紙コップや、案内書や、溜まった尿を送るときに必要な送り状など、必要なものすべてがセットとなっています。
わたしは病床に伏していたので、常に自宅のトイレを使用できたこともあり、3日間で尿を溜めることができました。通勤通学されている方や外出の多い方は、もう少し日数がかかるかもしれません。尿が溜まったポリ容器を箱に入れて、クール便で測定所に発送して、測定結果を待ちます。
自分なりの指針と基準をしっかり持って、この被ばく社会で生き抜くことが大切になってきます
数日後、測定結果がメールで送られてきました。結果は、セシウム137が0.035Bq、セシウム134は不検出となり、一番数値の低いグループに入っていました。ホッと胸をなでおろして一安心です。原発事故後からずっと、放射能から身を守る方法として発酵食品が注目されてきましたが、わたしも2011年から味噌を手作りしはじめ、今は醤油や梅干しや糠漬けなどもすべて手作りして毎日食べています。このような食を通しての実践が今回の結果につながっているのではないかと考えました。また、日ごろから西日本のお米やお野菜を購入していることや、一般的に流通している牛乳・肉・魚・加工品などを買わないことも、今回の結果に影響しているかもしれません。一方で、自宅の菜園で育てた野菜や里山で採れる果樹などは食べていますし(菜園の土壌ベクレル測定した様子は第41灯と第42灯をお読みください)、お布団や洗濯物も外で干しています。
その人その人によって、放射能対策への意識や向き合い方は異なります。移住するかしないか、食べて応援するかしないか、水道水を使うか使わないか、布団を外で干すか干さないかなどなど。自分と違うことをしているからといってその人を批判したり排除したりすることは、分離や分断という悲しい事態を引き起こすだけです。また、政府は原発事故に食品などの安全値を急に引き上げましたので、絶対的に安心できる基準や数値というものは存在しないということが、わたしたちはよくわかったわけです。そうなると、自分なりの指針と基準をしっかり持って、この被ばく社会で生き抜くことが大切になってきます。一人ひとりが持つその指針をお互いが認め合ったり、よい情報を共有し合ったりすることで、原発事故後に生まれてしまった分離や分断から、少しずつ調和へ向かっていくのだと思っています。
新宿代々木市民測定所のホームページでは、いままでの測定結果のデータを公表してくださっています。一般的に、放射能に対して意識の高い人が検査や測定を依頼する傾向があるので、数値は平均的なものより低いのではないかと推測されています。この見解にはなるほどと思いました。より多くの人たちが受けることで、いまの日本の被ばく状況が明確になっていくのだと思います。実態をみんなで明らかにしていくためにも、市民でこのような活動をしてくださっている方々を応援していくためにも、ぜひ一人でも多くの方に受けてほしいと思います!