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ついに晴れた!やっと晴れた!嬉しい!嬉しい!嬉しい!

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9月25日、久しぶりに太陽が顔を見せてくれました!思わずお日様に向かって両手を振って、「お久しぶりです!ずっとずっと会いたかったです!久しぶりに会えて嬉しいです!」と叫んでしまいました。生き別れになってしまった愛おしい人に再会できたような喜びで、そのときのわたしの目にはうっすら涙も浮かんでいたほどです(笑)

 

この日は強い光でガンガン発電してくれました。洗濯機を3回まわしてずっと溜まっていた洗濯物を洗って干して、掃除機をすみずみまでかけて細かいゴミまで全部吸い取って、アイロン待ちだったシャツやブラウスを1時間かけてすべてシワを伸ばして。こうして家の中に溜まっていたいろいろなものがいっきにキレイになって、ココロの中もスッキリです。

 

発電も嬉しいですが、何よりも嬉しいのはソーラークッカーでつくるお料理が食べられること。久しぶりにエコ作くんの登場です!

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サトイモを筒の中に入れて、30分間太陽の下でほったらかしたら、ほくほくしっとり甘~い蒸かしイモの出来上がり。自家製醤油麹を乗せたら、ほっぺたが落ちてしまうほど美味しかったです♪そのほかにも、菜園のニラを使った中華風蒸し炒め野菜、冬瓜のスープもつくって、お日様料理を堪能。お天道様の愛がたっぷり詰まったお日様ご飯は、カラダやココロだけでなく、魂までをも満たしてくれることを実感!バッテリーが満タンになるように、わたしの笑顔も満タンになりました♪

 

9月11日から雨の連続で、まともに晴れた日があまりなく、ついに23日にバッテリー残量が半分を切ってしまいました。前灯の第83灯では、そんな状況のなかで冷蔵庫がネックとなり、使えなくなったときのことを想定してみたら、意外な結論に至ったことを綴りました。その後もバッテリーは減っていき、25日の早朝は12kWhの残量。普段は一日3kWhで暮らしていますが、電氣貧乏生活のときは、掃除機や洗濯機やオーブントースターなどを使わず電力消費を抑えて、冷蔵庫と照明とヘアドライアーと電力自給システムの維持のために使われる電力分およそ2kWhで過ごします。12kWh残っているならあと6日間は過ごせるのですが、鉛バッテリーは50%を切ったまま使い続けると劣化が進んでしまうので、なるべく使いたくないところ。そんなこともあり、晴れる日が一日も早く訪れることを祈っていました。

 

今月の発電量・蓄電量をグラフ化するとこのような感じです。

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曇りや雨が続いていた11日から24日までの2週間の平均発電量は2.17kWh。どれだけギリギリで苦しかったかがお分かりいただけると思います。おそらく暖房機を使う冬場だったら、完全アウトだったことでしょう。エアコンを使わないこの時期だったから乗り切れたことは間違いありません。ちなみに、前灯でもお伝えしましたが、第78灯でご紹介したTさんIさん宅では、自家発電から東京電力の電力供給に変えたというご報告がありました。また、岡山県で中国電力と完全にオフグリッドして暮らしている、環境活動家の田中優さんのご自宅では、ついにバッテリーがゼロになってしまったとのことでした。もちろん冷蔵庫も止まってしまって、冷蔵庫の中にはあまりストックしておかない方がいいなとそのときに思ったそうです。電力が底をついてしまってからは、バックアップで用意しているガソリン式の発電機(よく屋台などで使われている発電機)で、照明などの電力を確保して過ごしたそうです。

 

この2年間で一番のピンチを迎えた長雨による電氣極貧生活。でも、いいこともありました。それは、たくさん読書ができたことと、たっぷり寝られたこと。太陽光発電でオフグリッド生活を営むと、お日様のエネルギーと自分のエネルギーが自ずと然りと同調します。雨や曇りによってお日様がエネルギーをあまり生み出せないときは、わたしもエネルギーを抑えて過ごします。一方、晴れてお日様がエネルギーをたくさん生み出すときは、わたしもエネルギーをたくさん使って家電を動かして生産性を高めます。つまり晴耕雨読のライフスタイルとなるわけです。

 

雨が続けば続くほど、消費電力の少ないLED照明の下で読書三昧!きになっていた本を5冊も読破できて満足です♪そして、電力温存のためにいつも以上に早く寝てしまうので睡眠たっぷり。9月の睡眠時間を計算したらスゴイことになりそうです!電氣貧乏に反比例して睡眠富豪の日々となりました(笑)電氣貧乏になると、洗濯やアイロンなどの家事をしなくていい正当な理由が与えられてラクをできて、好きなだけ読書ができて、いっぱい寝られるというわけです。貧乏どころか贅沢なことですよね!ものごとと人間の関係性とは、その人がどの側面を選択して、それをどう受け取るかによって変わるということにきづきました。ひょっとしたら、幸せか不幸せかは自分が選択しているのかもしれませんね。とにもかくにも、電力が底をつく前に難をしのげて本当によかったです。太陽が照らしてくださることが、こんなにもありがたいことなのだと身に染みました!

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