14歳の息子の趣味はヒューマンビートボックス。人間の発声器官を使って、ベース音やスクラッチ音などを作り出す新しい音楽のことです。そんな今時の子ですから、YouTubeも毎日欠かさず見ております。ある日、息子が「パパは絶対YouTubeが向いているよ」と言い出しました。「でも、フィッシャーズやはじめしゃちょーのようなことはパパには出来ないだろ?」「大丈夫だよ、誰もそんなのパパに求めてないって。パパらしいYouTubeをやればいいじゃん」。
このアドバイスが思わぬきっかけとなり、2人でYouTubeを始めることに。音楽好きな父子ですから、音楽に特化したYouTubeにしよう、ということになり、知り合いのカメラマンさんに手伝ってもらって撮影開始。でも、厳しい息子は「フランス語の発音がおかしい」と最初の撮影分は結局ボツに。試行錯誤を繰り返し、やっと1本目が完成しました。これから少しずつアップしていこうと思っています。
「2Gチャンネル」というアカウント名でやっています。インターネットの通信速度が今や5Gになろうかという時代ですけど、3Gよりも遅い、2Gという意味で命名しました(笑)。2Gと書いて「ツージー」と読みます。ダジャレですね。
パリの街角で撮影をしてはそれをアップしていく。懐かしい音楽&パリの絶景という何やら楽しそうな番組が生まれることになりました。1曲目に選んだのはフランスの偉大な歌手、ジャック・ブレルの『Ne me quitte pas』です。今後、シャンソンの名曲『バラ色の人生』とか『マイ・ウェイ』なんかにもチャレンジしていきたいと思います!
2Gチャンネルの待機画面やロゴマークのデザイン、企画を息子が担当しています。撮影の時はレフ板を持ったりもします。こうやって親子で一緒に何かやるの、すごくよくないですか? いつかきっと私の方が息子よりも早く死にます。けれど、一緒に作ったこれらの作品はネットの中で生き続けるわけです。一緒に撮影した日の思い出は、永久保存されることでしょう。
2Gチャンネル、ぜひ、登録をお願いします。「2G Ne me quitte pas」と検索すればヒットします。笑いながら見てやってください。カメラの後ろで息子が腕組んでふんぞりかえっていますから(笑)。
さて、今日は栄養満点の肉料理、「牛肉のタリアータ」の作り方をご指南しましょう。
材料:ステーキ用の分厚い牛サーロイン肉800g~1kg、ルッコラ、パルメザンチーズ、オリーブオイル、レモン汁、塩・こしょう各適量。
まず、肉を冷蔵庫から取り出し、室温に戻します。グリルパンを強火にかけ、表面から煙が立つくらいまで温めます。肉に塩・こしょうをし、油を引かずに片面ずつ焼き、しっかり焦げ目をつけます。焦げ目がついたら肉の角度を変え、柄が格子状になるようにしてください。各面、3~4分焼きます。肉を指で押して焼き加減を確認してください。タリアータはレアで食べるのがいちばん。焼き加減を確かめるために、親指と人さし指を合わせてOKサインを作ります。その状態で親指の付け根を押してみたのと肉の硬さが同じになっていればちょうどいい焼き加減です。肉が焼けたらアルミホイルに包み、15~20分ほど休ませてください。食べる直前に肉を薄く切り分け、お好みのソースで召し上がれ。本場イタリアではルッコラとパルメザンチーズを散らし、オリーブオイル、塩、レモン汁をかけていただきます。
WEB女性自身では写真付きでより詳しく解説していますよ。
ボナペティ!