話題のスポットに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は64年の歴史を持つ東京・新宿の「うたごえ喫茶ともしび」で今、一番人気の5人組男性ボーカルグループ「ベイビー・ブー」に会ってきました!
“歌声喫茶”とは’50年代半ばに誕生し、お客さんが一緒に声を合わせて楽しむ場所として当時、大流行。記者が訪れた日も、昭和の喫茶店さながらの店内は50代から団塊の世代で埋め尽くされ、熱気でムンムン。歌集を手に童謡や往年のヒット曲を合唱する、その元気な歌声は、連日の猛暑を吹き飛ばす力強さ!
そこに満を持して、平均年齢41歳のベイビー・ブーが登場。高音と低音のやわらかいハーモニーで、ピンキーとキラーズの『恋の季節』をアカペラで歌うと、『夏の思い出』『かもめの水兵さん』など夏にピッタリの童謡を披露。神戸で誕生したグループはトークでも観客のハートをつかみ、黄色い声ならぬ「ヒャーッ!」と奇声が(笑)。
クライマックスでは、お客さんがリクエストする“歌いたい曲”ランキングで現在1位に輝く、彼らのオリジナル曲『花が咲く日は』を感情豊かに歌い上げました。「優しさや愛、いろんなものが詰まっている」という曲紹介どおり、じんわりくる素敵なラブソングです。
2時間半にわたる初の歌声喫茶体験を通して、カラオケともまたひと味違う楽しさを発見。すっかり夏バテを解消した記者でした。
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