図々しさが若さの秘訣 パリで22歳サバ読み!(JINSEIのスパイス!第21回)

【今週の悩めるマダム】

 

辻さんと同い年でもうすぐ還暦になります。最近鏡を見るたびに、自分の老いに落ち込んでしまいます。辻さんは実年齢よりも若くてうらやましいです。私も一応女性なので若く見られたい! と思いますが、痛々しい若作りはしたくありません。自然に若々しくなるためにはどうすればいいですか?(神奈川県在住・50代主婦)

 

僕も今年の10月で60歳になります。お互いよく生きてきましたねぇ。その素晴らしい人生を認めてあげましょうよ。老いることは決して恥ずかしいことではありません。むしろ胸を張れることではないでしょうか? 僕は年を取ることを今とっても楽しんでいます。だって、毎日自分の新記録を樹立しているわけですから。もっと長生きをして自己ベスト記録保持者であり続けたい。「世界一セクシーなおじいちゃんになりたい」というのが僕の長年の目標でした。そのことでマスコミに叩かれたこともあります。気持ち悪い、と(笑)。余計なお世話じゃ〜! 他人が何と言おうと僕はそこへ向かっています。可愛いおじいちゃんになって、人気者になりたいんですよ。『わ、ツジちゃんが来た、可愛い〜』と言われる、世界で唯一のおじいちゃんを目指しております。本当です。

 

奥様、一緒に世界一セクシーなおばあちゃんを目指しませんか? 神様が与えてくれた人生は、老後の方が圧倒的に長いわけです。なのに、その残りの人生を消化試合にしてしまっていいんでしょうか?それじゃ、つまらない。だからって無理に若作りをしたり、整形をしましょう、という話をしたいわけではありません。大事なことは、自分を楽しむということ。外に出て、たくさんの人たちと今まで以上に交流を持ってみてください。年齢なんか気にしちゃだめです。

 

僕はここパリで全くの無名ですから、38歳で通しています(笑)。でも、大体の人が信じてくれるんです。すごいでしょう? そう、その図々しさが若さの秘訣。38歳と言い続けると、みんな38歳の人間として接してくれますから、自分のなかでも38歳モードが成り立つのです。自分よりずっと若い人たちとバーで一緒に飲んだりもしています。たまに「実は、60歳なんだ」と打ち明けるとみんなぽかんとした顔をして「嘘やん」とフランス語で笑ってくれます。38歳とサバを読む必要はありませんが、とにかくこんな風に老いを楽しむことが大事かもしれません。素敵な年の取り方をしている自信はありますよ。

 

まだまだ人生はこれから。楽しいことの方がたくさんあると思えばキラキラできます。その根底にあるのは「老いることの何が悪いんだ」という開き直り。20歳過ぎたら、年齢は自分で決めてOKなんですよ(笑)。60年も一生懸命走り続けてきた自分の人生をリスペクトしたい。そんな意味も込めて、10月12日(土)、2千人以上収容できる東京・オーチャードホールでソロコンサートを開催させていただくことになりました! まさか、60歳の自分に会えるなんて、20歳の時には想像さえしてなかった。人生ってミラクルの連続です。お互い楽しんで生きましょうね!

 

 

【JINSEIの格言】

 

「僕は60歳です」と伝えると周囲も60歳として接してくるので、こちらも一気に60歳っぽくなってしまうもの。だから僕はパリでは“38歳のツジちゃん”で通し続けるつもりです(笑)。

 

この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします! お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。 ※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。

 

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