夫を狙うママ友には穏便&冷静な対処を(JINSEIのスパイス!第24回)

【今週の悩めるマダム】

 

ママ友が私の真似ばかりしてきて困惑しています。最初は私の考えすぎかなと思っていたのですが、髪形やファッション、メークの仕方までそっくりに。さらには子どもの塾や習い事も同じところに通わせるようになりました。ショックだったのは私の主人とラインで繋がっていることが発覚したことです。(神奈川県在住・40代主婦)

 

それはとっても厄介ですけど、最近、このケースの揉め事(ある種のストーカー行為?)が増えているようですね。

 

実は昔、ECHOESのボーカルをやっていたころ、僕にも似たようななりきりのファンの方がいて、その人は僕と同じような革ジャンを着て、頭にバンダナをして、瓜二つの恰好を楽しんでいました。コピーバンドを始めたのはいいのですが、僕の名前でブログを開設し、フェイスブックやツイッターでも僕の名前を名乗り始めて、おいおい……(笑)。そのあたりからほかのファンの方々が騒ぎ出して問題になったのですが、同じような方がほかにも数人いることが分かって怖くなるという経験があります。「自分こそが辻仁成だ」と名乗っていた方もいたそうです。だから、その恐怖感、お察しします。

 

でも、嫌いな人の真似はしないので、その人はあなたのことがとっても気になるのです。好きすぎて、憧れすぎて、真似をしているわけです。“好き”の歪んだ表現の1つじゃないでしょうか。好きすぎて自分が本人になっていくというのは本当に多くありますので、一種の心の問題だと思ったほうがいいでしょう。

 

しかしご主人とラインで繋がっていたところはぎょっとします。どのようなシチュエーションで近づいたのでしょう。多分、あなたがこんなことになるとは思わずに紹介してしまったのでしょうけど、これがいちばんの問題かもしれませんね。そのことをご主人に話されましたか? 話しておいたほうがいいですし、結論としては「触らぬ神に祟りなし」ですので、近づかないほうがいいでしょう。そっと関係をフェードアウトさせるのも手だと思います。少しでも身に危険を感じたら、ご主人と一緒に最寄りの交番などに相談をしてください(これは判断が難しいので、独断ではなくご主人なり安心できるご友人とよく話し合ってからにしましょう)。バーベット・シュローダー監督の映画『ルームメイト』が似たようなシチュエーションでしたが、歪んだ愛が殺人に発展します。人間の中にある思い込みや依存する気持ちというのは、その人の普段の姿からは想像が出来ない狂気を含んでいることがあります。最悪の結果になってからでは遅いのです。大体事件が起こった後に「あの人が? 信じられない」となるのが普通です。一瞬でも気味悪いと思ったなら、用心に越したことはないでしょう。

 

もう1つ、注意をしてください。僕もしょっちゅうこの手のファンの人から問題を起こされるので分かるのですが、下手に突き放すと危険度が増す場合があります。相手も人間ですから、不意に遮断されると憎しみを買います。お子さんも間に介在するわけですし、人間力を最大に発揮して、なるべく穏便に穏便に……。危険を感じたらすぐに第三者に伝えて冷静な対応をしてくださいね。

 

【JINSEIの格言】

 

僕もよくこの手のファンの方から問題を起こされるので分かるのですが、下手に突き放すと危険度が増す場合があります。恨みを買ってしまうことがあるので穏便&冷静に対処して!

 

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