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話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回はマンモスを扱った展覧会では史上最大級となる「マンモス展」をご紹介します。

 

■「マンモス展」-その『生命』は蘇るのか-」(11月4日まで東京・お台場の日本科学未来館にて開催中)

 

約4000年前に絶滅したといわれる大型哺乳類・マンモス。会場は、過去・現在・未来の3つのゾーンで構成され、各時代の視点でマンモスの実情に迫ります。

 

最大の目玉は、現在ゾーンに展示された古代の動物たちの冷凍標本。ロシア連邦の永久凍土の地「サハ共和国」で見つかった「ユカギルマンモスの頭部」をはじめ、「ケナガマンモスの皮膚」や「仔ウマ」など貴重な冷凍標本を間近で観察することができます。

 

何よりも、冷凍標本のすごいところは、骨だけでなくて筋肉などの体の組織も残っていること。仔ウマの「フジ」にいたっては、眼球や脚の毛、ひづめなどがキレイに残り、実に生々しい。死んでから4万年以上もたっているとは、とても信じられません!

 

思えば、記者が初めてマンモスという存在を知ったのは、テレビアニメ『はじめ人間ギャートルズ』でした。原始人の少年が骨付きのマンモスの肉を食べる姿は今でも記憶に残っていますが、まさか実在したマンモスの皮膚や鼻の穴を見られる日がやってくるとは!

 

未来ゾーンでは、最先端技術でマンモスを現代によみがえらせる「マンモス復活プロジェクト」を紹介。そんな未来がやってきたら、人間は何を感じるのでしょう……。

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