『危険な情事』女優主演!「天才作家の妻」が抱える秘密とは
(C)META FILM LONDON LIMITED 2017

家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、熟年夫婦を題材にしたサスペンス映画をご紹介します!

 

■「天才作家の妻−40年目の真実−」DVD発売中。価格/4,104円(税込み)。発売・販売元/松竹

 

舞台は’90年代アメリカ。ジョーンは結婚して約40年、人気作家の夫を支える完璧な妻。夫にノーベル文学賞受賞の電話が入り、2人は大喜びで、駆け出しの作家の息子を同伴して授賞式に向かいます。しかし、ジョーンの顔色はみるみる曇っていきます。そこに、ある男が夫婦の秘密を暴こうと近づいてきますが……。

 

中盤から、ジョーンの不機嫌の理由がわかります。そのひとつが、優しい夫の浮気癖。何しろジョーンを演じているのは『危険な情事』(’87年)で狂気の不倫を演じてトップ女優になったグレン・クローズです。怒りをほほ笑みの中に押し殺した表情は緊張感に満ちていて、何が起きるのかとハラハラさせられます。

 

また、学生時代の2人の出会いが回想シーンで描かれ、秘密が少しずつ見えてきます。男性優位の文学界で作家への夢をあきらめたジョーン。’60年代以降のフェミニズム運動や昨今の#MeToo運動を見てもわかるように、今もその障壁にぶつかり、良妻賢母の呪縛に苦しむ女性も多いはず。

 

映画公開時、余韻ある予想外の結末は賛否両論でしたが、記者はこれをホラーと受け止めました。女友達と一緒に見て、「私ならこうする」と楽しんでほしい映画です。

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