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【今週の悩めるマダム】
恋愛がなかなかうまくいきません。40年間、ずっと独身を貫いてきました。原因は自分にあるのだと思いますが、もうよくわからなくなってきました。なぜかいつも、周囲が反対するような“ダメンズ”ばかりと付き合ってしまいます。頭ではダメとわかっていても、そういう男性に引かれてしまうんです。(兵庫県在住・40代女性)

 

あなたは多分、とっても面倒見がいいのではないですか? ダメな男が来ると放っておけないので、ご飯を作ったり、部屋を掃除したり、いろいろ世話を焼いてしまうのだと思います。そもそも、あなたはそういう役割が好きなんですよ。だから、ダメンズさんたちもついつい頼っちゃう。あなたは頼られると放っておけないタイプなんです。僕の知り合いにやはり同じような性格の女性がいます。たしかに彼女は孤独ではないけれど、その家に出入りしているのは定職のない、夢があってもお金がない、一生ロッケンローみたいな(俺か!)男とか、パラサイト野郎たちばっかり。それでもなぜか彼女は喜んで尽くすのですが、気が付くとそういう人たちはすっと消えていなくなってしまうんです。

 

これは僕の想像でしかないのですが、あなたの場合、相手は誰でもよくて、誰かが自分を必要としてくれるという状況がほしいだけかもしれません。ダメンズと一緒にいると安心感を覚えると思いますが、それは彼らがあなたに存在意義を与えてくれる存在だからに他なりません。逆に、真面目で仕事ができてエリートの男性だと気が重いのでは? 背伸びをしないといけないから、自分が少し無理をしなければならない。ダメンズたちのように気楽に接することができないので、できる男性になぜか苦手意識が芽生えてしまうのではないでしょうか?だから自然と“なんとかしてあげないとどうにもならない男”ばかりを引き寄せてしまう。面倒を見てしまうのです。なぜなら、手っ取り早く自分の存在意義が得られるから。あなたはこれまでそういう人生をずっと繰り返してきたのでしょう。

 

ひとつ提案があります。あえて、バツイチとか離婚経験者を専門に探してみてはどうでしょう? 人生はいろいろとありますから、その人たちも気楽に交際できる人を探しているような気がします。あなたは尽くすタイプだから、恋愛に疲れ切った彼らにはちょうどいいかもしれない。彼らは経験もあるし、誰よりも包容力が大きい。もしかすると、とっても気が合う可能性があります。

 

あと、独身の男で40歳前後とかそれ以上となると、そもそも結婚に興味のない男ばっかりなんじゃないでしょうか。だから、年齢とかにもこだわらない方がいいような気もします。ぐんと若くてもいいし、ぐんと年上でもいい。とにかく、こだわらないことが大事ですけど、ダメンズだけにはもう手を出さないと決める。僕の歌に『コトノハナ』という曲があります。サビに「自分が変われば出会う人も変わる」という一節があるんです。つまり、自分がいつまでも変わらなければ、いつまでも出会う人は一緒ということなのです。なかなかいい男はいないですよね〜。あ、ここに一人いますけど!(笑)

 

【JINSEIの格言】
「人のために生きるのはやめる」「面白味がなくても真面目な男を選ぶ」「自分を高めてくれる人を探す」「違うタイプの人との出会いを求める」以上の4点を心がけてみてください!

 

この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします! お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。 ※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。

 

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