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その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(28)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!

 

【悪霊に手を合わせるのは逆効果です】

 

今回は、読者の方からいただいた心霊相談にお答えします。

 

「家族に悪いことが続いたので、知り合いに霊視をお願いしたところ『戦国時代に死んだ人の霊が家に取り憑いているから、命日に手を合わせてあげるといい』と言われました。ここ数年、それを実践しているのですが、状況はまったく好転しません。年に1度の命日だけでなく、月命日にも拝んであげたほうがいいのでしょうか」

 

僕、そんなに昔からこの世にとどまっている霊をほとんど見たことないんですよね。幽霊でいるのって孤独だし退屈だから、みんなさっさと成仏しちゃうみたいで。

 

でももし、本当にそういう霊が憑いてるとして、命日に手を合わせてあげるのは、たぶん逆効果だと思います。自分のことを思い出してくれる人がいるってことは、幽霊がこの世にとどまる理由になりますから。僕が死んで悪霊になったら、拝んでくれる人のところにずっと居着いちゃいますもん。

 

いちばんの解決策は、近所のお寺や神社を定期的にお参りすること。通りかかるたびに挨拶して行けば、神様も気にかけてくれるようになるでしょうし。霊にまつわる問題は、これでほとんどの場合解決するはずですよ。

 

【お知らせ】

はやともさんへのファンレター・心霊相談は、
〒112-8011 東京都文京区音羽1-16-6
光文社・女性自身編集部「ポップな心霊論」係まで!

 

「女性自身」2020年3月3日号 掲載

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