フラリーマン夫救出法は日常生活を取り戻すこと(JINSEIのスパイス!第91回)

【今週の悩めるマダム】

私がコロナのせいでずっとイライラしていたせいか、夫が仕事終わりに真っすぐ帰ってこなくなりました。浮気とかそういうことではなく、ゲームセンターに行ったりうろうろ散歩したり……。そういう人を“フラリーマン”と呼ぶらしいです。夫の心がどんどん離れていくのが怖いです。(埼玉県在住・50代主婦)

 

コロナ、本当にいら立ちますね。終わりが見えないし、情報が錯そうしているし、普通に怖いし、ちゃんとしない周りの人たちがいい加減に見えてくるし。とにかく、コロナのせいで世界がおかしなことになっちゃいましたね。ご主人がフラリーマンになったのは、奥様だけが原因ではなく、やっぱりコロナ不安の影響もあると思います。こういうことを言うと、奥樣に怒られるかもしれませんが、ご主人は奥樣のことをちょっと「うざい」と思っているのかもしれません。

 

ごめんなさい。単刀直入すぎましたが、ご主人にとって奥樣はものすごく強い存在なのですよ。もちろん、奥樣は家族のために一生懸命生きてきた女性だと思います。でも、今のご主人にとって奥樣は、もしかすると逃げ場にはならず、壁のような存在になってしまっているのかもしれませんね。ご主人は奥様に頭が上がらない。勝ち負けではなく、揉めたくないのでしょう。奥樣がイライラしてるのが分かるからこそ、距離をとってしまう。きっと仕事にも疲れていて、これ以上問題を抱えたくない、家庭を壊したくもない。フラリーマンにはフラリーマンなりの孤独や寂しさがあるんですよ。そこをまず、理解してあげてはいかがでしょう? うっとうしいと思っていても、奥様を愛しているのも事実。そういう感じを受けます。家に帰っても、居場所がなく、落ち着けるもの、寄り添うものがないので、奥樣に迷惑をかけたくないことから、つい、ふらふら寄り道してしまう。もしそうだとしたら、悲しくないですか?

 

僕は過酷なロックダウン生活をパリで2カ月も経験したわけですが、そのとき、コロナに打ち勝つ唯一の方法は「日常を失わないこと」だと気づきました。コロナなんかに生活を破壊されてたまるか、と思って日々を生きたのです。ストレスを抱えた息子を励まし、自分を鼓舞し、普段よりもうんと日常を意識して頑張りました。日常生活が以前より堅固になったことで、ある意味、コロナに勝てた気がします。今の奥様はもしかすると、コロナに負けているのかもしれませんね。コロナなんかのせいで、自分たちの愛が破壊されているのだとしたら、悔しくないですか? ご主人との関係を回復させ、愛を取り戻すことが、コロナに勝つことではないでしょうか。

 

フランスでは、コロナ離婚が急増中です。すれ違い生活がちょうどよかったのに、テレワーク主体になったご主人と終始一緒にいる生活が始まり、お互いがストレスを抱えるようになって、結局、みんな離婚へと向かっています。でも、奥樣は今気づくことができました。「このままではどんどん夫が自分から離れていく」という危機感や不安、そこにこそ、希望の光があります。そのためには、イライラしないで、生活を取り戻すことがいちばん大事です。

 

【JINSEIの格言】

コロナなんかのせいで、自分たちの愛が破壊されているのだとしたら、悔しくないですか? ご主人との関係を回復させ、愛を取り戻すことが、コロナに勝つことではないでしょうか。

 

 

この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします! お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】(@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。 ※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。

 

以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!

関連カテゴリー: