炎上カードは全部で31枚で、多くもらった人が負け。「東京オリンピック」など身近なテーマを選ぶのがコツ。 画像を見る

家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今週は、カードゲーム「大炎笑」を妹夫婦と3人でやってみました。

 

■「大炎笑」第3版、2,200円(税込み)。企画・制作/PANTS。販売/平和堂。アマゾンで発売中

 

現代のコミュニケーションツールとして定着したソーシャルメディア。とはいえSNSは、無神経なコメントで炎上する心配もあり、使い方を間違うととんでもないことに。そんな炎上を疑似体験できるカードゲームが「大炎笑」です。

 

まず共通テーマを決め、テーマに対する気持ちを各自、発言用紙に書きます。炎上しそうな発言には炎上レベル「3」、残りの2人は「2」と決めて、条件に合う数字の炎上カードを手札から出し、ほかの人の発言用紙の上に置いていきます。

 

炎上カードには「調子にのるな!」とか「超ムカつく」などのあおり言葉が書かれていて、最後にたくさん置かれた人が「大炎上」で負けというわけです。

 

手はじめに「コロナ」をテーマにし、妹は「毎日が窮屈だ!」、妹の夫は「まさか世界がこんなことに!」、記者は「早く特効薬作って」と発言用紙に書きました。妹の発言に、「こういうときにする発言ですか?」「はあ?」と書かれた炎上カードが次々と置かれ、妹は炎上して負けてしまいました。

 

炎上カードに書かれた言葉を、相手の顔を見て口に出して置くので、言葉の意味を考えるきっかけになります。メディア教育の一環として小学校などでも使われていて、まさに、炎上の被害者にも加害者にもなりえる今の時代を反映したカードゲームといえそうです。

 

(文:西元まり)

 

「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載

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