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大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収さん(73)が、読者からの相談に答える!

 

昨年7月、蛭子さんは、『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)で、アルツハイマー病とレビー小体病を併発している初期の認知症であることを公表した。

 

【Q】「腎臓を患い、透析をしている夫。病気や治療が大変だろうけど、自己中で感謝の一言もない。『ありがとう』でも言ってくれたらいいのに。もう夫の世話をしたくありません」(郡山こりゃまさん・54・主婦・福島県)

 

【A】「『ありがとう』を口癖にして言い続ければ、いつか気持ちは伝わる」(蛭子能収)

 

どうしたらいいんやろ……(マネージャー〈以下、マ〉「蛭子さんも昔は『ありがとう』とは言わなかったですよ」)そうやった。でも、認知症になってから「ありがとう」と自然に言うように……どうしたんやっけ?

 

(マ「奥さんが『ありがとうは?』とずっと言い続けたことも大きいと思います」)じゃあ、夫に「『ありがとう』と言ってください」と言い続ければいいと思いますよ。

 

「ありがとう」なんて気持ちがこもっていなくても別にいいんですよ。たとえば有吉(弘行)さんも、オレが認知症になったことを気にかけてくれたようなので「ありがとう」。東野(幸治)さんも、病気のオレをテレビに出してくれて「ありがとう」。オレの女房も、いろいろ面倒かけて「ありがとう、ありがとう」。

 

こうやって練習のように言い続けていれば口癖になって、いつか気持ちが伝わりますよ。(マ「蛭子さん、オレにも言ってください」)あ〜はいはい、ありがとう、ありがとう! こう言っておけば、みんなが笑ってくれるんですよ。

 

「女性自身」2021年4月6日号 掲載

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