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2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(73)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1,320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!

 

【Q】「働きはじめて3カ月の新入社員です♪ 前は友だちと会うことが楽しかったのに、今は仕事のことで頭がいっぱいで会うのが面倒くさ〜い。でも、友だち付き合いがおっくうになっていくと思うと寂しいです♪」(なっちゃんさん・22歳・群馬県・会社員)

 

【A】「『おぼえていても、いなくても』のほうが、『認知症になった蛭子さん』より面白い」(蛭子能収)

 

ハートマークがいっぱいで、本当に悩んでいるんですかね……ま、いいか。オレにとっては理解できないけど、仕事も友だち付き合いも優先順位が上のほうで、今は仕事がちょっと勝っているんでしょうね。(マネージャー〈以下、マ〉「何かを得るためには、何かを捨てなくてはならない! いいこと言いますね」)どちらも面倒くさいものだから、テキトーにやっていればいいのに。

 

そういえば優先順位ではないけど、最近は、オレも一応、ギャラが高い安いとかいろんな理由で重要かどうか考えて仕事しています。(マ「8月2日に出版される蛭子さんの『おぼえていても、いなくても』〈毎日新聞出版〉はエッセイだけでなく、イラストや漫画をぎっしり描いていましたね」)

 

あ~、あれは、担当の人が、いつもアップルパイとかどら焼きとかオレの好物を買ってきてくれるので一生懸命描きました。この、どうでもいい人生相談をまとめた本(本社刊『認知症になった蛭子さん』)よりも面白いですよ♪♪♪

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