(イラスト:マユボンヌ) 画像を見る

その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、吉本興業所属の“霊がよく見える”芸人・シークエンスはやとも。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!

 

【お祓いは、受ける側の気持ちも大切です】

 

数年前、心霊ロケの帰りにお祓いをしてもらったんですが、そのときに撮った記念写真が、なんだか嫌な感じがするものでした。

 

出演者もスタッフも全員写っていたのですが、その場で一番エラいディレクターさんの片方の脚が真っ黒になっていたんです。

 

周りも騒然としていたし、僕もなんだか不安だったので、本人にも伝えたんですけど……。その人、幽霊をまったく信じてない人で、「やばいね?」なんて笑っていました。

 

そして先日、久しぶりにその番組のADさんとお会いしたとき、例のディレクターさんが脚の病気になって、片脚を切断する寸前までいったということを知りました。

 

結局、なんとか脚を温存することはできたものの、かなり歩きにくくなってしまったそうです。

 

あれは、脚の不調が写真に表れたものだったんですかね。それとも、あの写真のせいで病気になってしまったんでしょうか……。

 

この話を聞くと、「お祓いの効果ないじゃん」って思うかもしれませんが、あのディレクターさんは、たぶんちょっとバカにした気持ちで受けてたんだと思うんですよね。

 

だからやっぱり、お祓いや祈祷には、受ける側の気持ちも大切なんだと思います。

 

【PROFILE】

シークエンスはやとも

1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。本連載をまとめた著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売中。

【関連画像】

関連カテゴリー: