国会本会議を病欠した前夜に飲み歩いていたことなどが発覚し、4月4日に維新の党を除名された“浪速のエリカ様”こと上西小百合衆議院議員(31)。

 

「国会議員の年間の歳費(給料)は約2千100万円、それに文書通信交通滞在費が1千200万円支払われます。さらに今回除名されたことで、彼女が“1人会派”を結成すれば月額65万円の立法事務費も手にできます。たとえ彼女が何も仕事をしなくても、血税から年間4千万円以上が支払われるのです」(政治部記者)

 

「大阪維新の会」の関係者は言う。

 

「彼女が政治家の育成を目的とした『維新政治塾』に入ったのは12年3月、28歳のときでした。当時の塾生のなかには、企業の経営者や弁護士などのエリートも多く、塾内の飲み会に参加しては『今度ご飯を食べましょうよ』と、声をかけまくっていました」

 

いわば合コン感覚だったのだろうが、彼女は積極的に酒席に参加してお酌をして回ることで、橋下徹大阪市長をはじめとした大阪維新の会の幹部たちに取り入ることに成功。12年12月には国会議員になった。

 

「当時、彼女は“橋下ガールズ”の1人と目されていました。街頭演説で言葉を詰まらせても、橋下徹大阪市長は『まぁ愛嬌でお許しください』とフォローしていたのです」(前出・大阪維新の会の関係者)

 

“メイクが厚塗りすぎ”などと、ネット上でも酷評されている彼女が、なぜそこまで寵愛されたのか。実際に彼女と酒席をともにした国会議員はこう語る。

 

「彼女と銀座で2人で飲んだのですが、私の話をニコニコしながらずっと聞いてくれるんです。いかにも素直で私を尊敬してくれている感じでしたし、酔ってくるとウルウルした瞳で上目使いになって……。永田町なんてオッサンばかりですからね。あれをやられたら誰でも憎からず思ってしまうわけですよ」

 

呆れるほど単純だが、彼女の“落とし技”は効果絶大だったようだ。上目使いで永田町を渡り歩いて年間4千万円……。一刻も早く辞めてほしい。

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