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70回目の終戦記念日の前日、ついに発表された安倍談話。世界から注目されるなか、「侵略」「お詫び」など、焦点とされていた言葉はかろうじて盛り込まれていたが……。安保法案に反対する学生団体「SEALDs」のメンバー・紅子さん(24)が、その思いを語った。

 

首相談話があった日、SEALDsのメンバーと国会前でデモをしていました。そこでみんなと話したんです。「これで完成版?」って。だって安倍さん、言ってることとやってることがあまりに違いすぎるんですよ。

 

たとえば《力の行使ではなく、平和的・外交的に解決すべきである》と言っておきながら、最後は《積極的平和の旗を掲げ》と締めくくったでしょ? やっぱり戦争かよって感じ。コントならズッコケてますね。

 

それに《唯一の戦争被爆国として、核兵器の不拡散と究極の廃絶を目指し……》と言っているけど、つい先日、鹿児島の原発を再稼働させたばかりじゃないですか。完全に私たちをバカにしてます。

 

もっと言えば、談話全体を通して主語がはっきりしないから、誰が誰に向けたものなのかわからない。談話のなかで「揺るぎない」という言葉を使ってたけど、それなら「安倍政権として」と主語をしっかり明確にしないと。ツッコミどころ満載です。

 

あと若い世代として言いたいのは《あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子供たちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません》というくだりですね。

 

少なくとも私や周りの若いコたちは、謝罪自体を否定的に捉えていませんよ。謝罪することで立場が悪くなると勘違いしている人もいるけど、力でねじ伏せるほうがよっぽどみっともない。謝ったら誇りが持てないって、人としてどうかと思います。

 

だって世界的には「日本は侵略した」と認識されているわけでしょ。だったら国家としてはその認識を継承していくのが当然じゃないですか。結局、安倍さん個人が謝りたくないだけじゃないの!? 若い世代のせいにして、問題をすり替えないでほしい。

 

謝ることで他国との関係がよくなるなら、そうすればいい。謝ることは、決して恥ずかしいことじゃない。少なくとも、私はそう思う。

 

その上で個人レベルの話し合いを続け、理解を深めていけばいいんです。国が違えば、意見が対立することもあります。でもオープンに話し合えば、分かり合える部分も出てくるはず。その努力をこれからも続けていきたいです。

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