「人生は二毛作ととらえ、50代からでも、一生できる仕事に就くのも、老後の備えとして心強いと思います。そんな現役が長い人に向いている年金のもらい方があります。それが”繰り下げ受給”です」

 

そう話すのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。年金受給額は、夫婦合わせて平均23万円という試算がある。これをどうもらうかは選択肢があり、60歳から繰り上げるか、70歳まで繰り下げて受給することもできるという。

 

5年間繰り下げ受給をすることで、141%まで年金は増額となる。たとえば、月額23万円の夫婦が繰り下げて受給すると、32万4千300円になるのだ。

 

「長生きすればするほど得になる計算ですから、仕事を続ける自信があるなら繰り下げ受給は魅力的です。老後には借金を残さず、住宅ローンのあるご家庭なら完済させてしまうのが安全でしょう」

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