沢尻エリカ主演の連続ドラマ『ファースト・クラス』(フジテレビ系)は夜11時台にもかかわらず、関西では10%以上の視聴率を叩きだしている。女同士の格付け(マウンティング)を描いたものだが、ドラマにはさまざまなタイプのマウンティング女子が登場する。

 

「相手に対して『私のほうが上である』ということをオブラートに包んで伝えることをマウンティングといいます。漫画家の難波ユカリさんが名付けたのをきっかけに、2人でいろんな傾向を分析しました」

 

そう話すのは、難波ユカリとの共著『マウンティング女子の実態 女は笑顔で殴り合う』(筑摩書房)が発売中の作家・犬山紙子さん。

 

「たとえば、旦那さんの写真を見せたときに『こういう人のほうが安心できていいよね』と言われ、“かっこよくない”という意味だとあとから気がついたり。ママ友会や女子会など、楽しかったはずなのに、あとでモヤモヤすることがあったら、それはマウンティングのせいかも。また、会話中に相手への発言のなかでスカッとしたり、気持ちいいと感じたら自分がマウンティングしている証拠」(犬山さん)

 

そこで、“笑顔で殴り合う”女の戦いに勝ち抜くために、犬山さんがマウンティング女子の傾向と対策をタイプ別に解説してくれた。

 

【タイプ1・無神経型】「逃げるが勝ち」のマウンティング上級者

傾向・自分より上でも下でも関係なく、全方向にマウンティングするタイプ。選ぶ言葉もうまく、ひとことでピシッと決めてくる。コンプレックスを刺激するようなあだ名をつけるのも特徴。

対策・無神経型はマウンティング上級者が多いので逃げるのがいちばんです。どうしてもかかわらないといけない場合は、相手をほめて、敵ではないことをアピールして。

 

【タイプ2・情報通型】豊富な知識を武器に自分の優位をアピール

傾向・ファッションやコスメ、恋愛などさまざまな分野において、「自分のほうが知っている」とアピールすることで優位に立とうとします。聞いていない情報を押し付けてくることも。

対策・知識の量で対抗しても仕方ないので、「へ〜、すごいね」と流してしまえばOK。その場でお店の予約やコスメの購入などを勧められる場合も。「もう少し考える」と回避して。

 

【タイプ3・親友型】「何でも言い合える」関係につけこんでくる

傾向・「親友だから何でも言えるよね」と、プライベートな情報を細かく聞き出す。そして、なんでも言い合える関係だからと、ズバズバとものを言ってマウンティングをしてきます。

対策・旦那さんの職業を聞かれても◯○系とにごすなど、相手に自分の情報を与えすぎないようにしましょう。仲がいい相手なら、嫌なことは嫌としっかり伝えるのも効果的です。

 

「『ファースト・クラス』の登場人物たちもそうですが、マウンティングの根底にはコンプレックスが関係しています。相手のコンプレックスを刺激せず、お互い認め合うことで回避できるのではないでしょうか」(犬山さん)