「4月の増税以降、フリマの来場者が増えています。売れやすいのは主に衣類。子ども服も売れますし、大人の衣類ではサイズ幅の広いチュニックがよく売れます。趣味を生かした手作り品も多いですね」

 

そう語るのは、フリマ情報サイトを運営する鈴木睦さん。近年、「不用品」の売り買いをする人が増えている。部屋がスッキリして財布が潤う不用品売買だが、ネットオークションやリユースショップなど、売る場の選択肢は様々。では、どこで売るのがいちばんいいのか。コミュニケーション好きでアウトドア派なら、フリーマーケットがおススメだという。

 

そこで、フリマの達人である鈴木さんに「フリマで不用品を売りさばく方法」を聞いた。

 

【会場オープンの30分前に到着を】

「スタートの30分ほど前には到着するようにしましょう。着いたらまず、受付で出店料を払います。1区画2千〜3千円が相場ですが、最近では無料のところも。開店直後が一日でいちばん売れるときなので、すぐに対応できるようにおつり用小銭などは必ず事前に用意しましょう。朝イチのお客さんにしっかり売るためにも早めの到着が大事なんですよ」

 

【値引き交渉はフリマの楽しみのひとつ】

「お客さんは値引き交渉をする人が多いので、それを見越した金額を提示しましょう。あまりにキツイ値引きを要求されたら、『ほかの商品も買ってくれたら安くしますよ』とほかの商品を勧める方法もありますが、別に断ってもいいのです。どうせ値段は変わるので、すべての商品に値札をつける必要はありません」

 

【整理整頓を心がける】

「見づらい店にお客さんは来ません。大きなものは後ろへ、目玉商品は最前列に。高額な商品は盗難防止のため奥のほうにきちんと並べて。実は置引きも多いので、売上金やおつり用の小銭などは肌身離さず持っていましょう」

 

【ランチを境にセール開始】

「高値で売りたいなら、ランチ前までが勝負です。会場によっては午後からバタッと客足が減ります。午後からの値下げを狙って来るお客さんもいるので、午後は価格を下げましょう」

 

せっかく持ってきた不用品を持って帰るのはイヤだけど、妥協して売りたくないモノは、午後2時くらいの時点で「持ち帰り」に仕分けを。それ以外のものは大特価で売りさばくこと。

 

「フリーマーケットは当日受付けをしているところも多く、空きがあれば飛び入り参加もできます。ただ、秋は出店希望者が増える時期なので、事前予約をおススメします」

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