允翼さんの入学で東大はバリアフリー化が進んだ。「ハンディのある後輩にもぜひ使ってほしい」 画像を見る

電動ストレッチャーが赤門をくぐり抜けていく。夕暮れどきとあって、人影まばらな構内を疾走するのは、愼允翼(シン・ユニ)さんだ。脊髄性筋萎縮症(SMA)という遺伝性疾患を患っており、体はほとんど動かすことができない。そんな允翼さんは、2016年に東京大学文科三類に合格し、「寝たきり」で入学した初の東大生となった。この日も、介助者の付き添いのもと、わずかに動かすことができる右...

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