雑誌編集者として数々の企画を打ち出し、マツコ・デラックスさんらとゲイカルチャーをけん引してきたブルボンヌさん。女装ライターにしてパフォーマーの“彼”にLGBTにまつわるソボクなギモンをぶつけてみた。

 

――カミングアウトはすべき?

 

「“カミングアウトをして幸せになろう”なんて、とても簡単には言えない問題なの。みんなが嘘をつかずにいられればいいとは思うけど、理解していない人の多い今の日本ではカミングアウトをためらう人がいるのは当然だと思う。

 

なかでも、親へのカミングアウトは特にデリケートな問題。『親と子』という単語は同じかもしれないけれど、その組み合わせごとに状況はまったく異なるから、カミングアウトするか否かは、その親子の関係次第だと思うわ。

 

あえてアドバイスをするのなら、親子でも同僚でも友達でも、自分自身のその姿を伝えたほうが今後の関係性がお互いにとってよりよくなると信じられるときにするのがいいと思う。

 

たとえば、『自分はゲイであることがつらい……』と、罪の告白みたいにカミングアウトされた相手は、重い事実を告げられた感覚になるわよね。反対に『僕はゲイだけど、何か?』みたいな態度で告げられたら、『そんなものか〜』と受けとめられたりしてね。

 

態度や思いって、鏡のように自分に返ってくるものだと思うのよ。まず自分がゲイであることにどう向き合っているかが、カミングアウトのときに相手の態度にも出るんじゃないかな。

 

そういう意味では、誰かに受け入れてもらおうと思う前に、自分が自分を受け入れるということが大切なのかもしれないわ」

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