モノをどんどん作り、使えるモノでもどんどん捨てる消費社会にも限界が見えてきた。そんな中、使えるモノを循環させる循環型社会が、少しずつ始まっている。

 

互いにモノをシェアし合う循環型社会を目指し、企業から個人まで、新しい仕組みづくりに取り組む人が増えているのだ

 

行政でも、古着をタダでもらえるシステムが登場している。東京都・中野区のリサイクル展示室では、誰でも月に2着まで好きな服を持っていってよい仕組みになっている。

 

部屋にはまだまだキレイなコートや着物などがズラリと並び、まるで古着屋さんのよう。もちろん、いらない服も引き取ってくれる。リサイクル推進のために中野区がはじめたこのサービスは、若者からお年寄りまでが幅広く利用しているという。

 

多くの古着が集まるため、展示できないものは古着の問屋に引き渡している。’13年度、問屋に引き渡した古着はなんと10トン。展示室から市民に提供した古着は9千384着にものぼる。

 

このシステムは区民以外も利用できるそう。あなたも、着なくなった服を手に出かけてみてはいかが?

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