リタイヤ後の生活設計、「50代になったらしっかりプランを立てて準備すべき」と言うのは、お金に関する講演・相談などで活躍する、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さん。民間の医療保険には入るべきなのか、教えてもらった。

 

「預貯金があれば、医療保険はなくてもいいという考え方もありますが、保険料を受け取った方は、みなさん加入しておいてよかったと安堵されます。逆に保険に入っていなかった方は後悔しています。また病気などが発見され、加入できなくなってから悔やむ方も。高額療養費で一定額以上は健康保険でまかなえるとしても、保険に入っていて給付金が支払われると、減ったお金を補てんできて安心です」

 

ふつうの医療保険に入るのなら、なるべく人気商品に入るべきだと畠中さん。たとえば、オリックス生命の『新キュア』は本当に人気商品で、どんどん保障内容がよくなっているという。50代で保険料の払い込みを一定年齢や一定期間で終える有期払いは、保険料が高くなるのでNG。

 

「その(保険料としての)1万円は貯金した方がいいと思います。終身払いでできるだけ保障をシンプルにして、保険料を安くするのが基本だと思います。またご主人の職場の保険にしか入ってない方は、退職後のことを考え、今のままの保険でいいのか、個人で入り直すのか、ぜひ検討を。気を付けたいのが、会社の保険の種類。個人で入っている保険を団体払いにしているケースと、団体保険に入っているケースがあるからです。個人で入っている場合は、退職しても個人払いになるだけで継続できます。団体保険の場合、何歳まで継続できるかは、会社ごとに異なります。いま1度ご確認を」

 

また、50代になると、一般の保険に入れなくなっている人もけっこういるはずだ。そういう場合でも入れるタイプの保険は、基本的に保険料が高くなる。

 

「既往歴や持病があって保険料が高くなるという場合は、少額短期保険(トライアングル少額短期保険株式会社、エイ・ワン少額短期保険株式会社など)の中に、過去にかかった病気は保障しないけれども、それ以外の病気は保障するというタイプの商品がいくつかあります。最初から保険料が割高になっているものよりは安価で入れる可能性があります」