命を授かる妊娠が、出生前診断の後、常に死を意識させられるものになってしまった。「こんなに悲しい出産もあるんだ」と打ちひしがれた。しかし母親は、少しずつ成長していくわが子と向き合うことで、希望を感じるようになっていく。不安に陥るような悲観的な考えを、はねのける強さが身についた−−。「赤ちゃんは、18トリソミーという病気です」昨年3月。藤村晃子さん(43)は出生前診断を受け...

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