小児病棟のベッドに横たわる優しい犬、ベイリーは、病気と戦う子供たちを元気づける“ファシリティドッグ”。病院内で愛玩されるペットではなく、“医療スタッフ”の一員という位置づけの使役犬だ。日本にはまだ2頭しかいないファシリティドッグが、重病の子どもたちを笑顔にしているーー。藤田いろはちゃん(6)は4歳のとき、静岡県立こども病院に入院した。急性リンパ性白血病だった。母親のみど...

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