「日本で初めて、安全運転を行えば保険料が安くなる自動車保険が登場しました。ソニー損害保険(以下、ソニー損保)の「やさしい運転キャッシュバック型」(以下、「やさしい運転」)です」

 

そう話すのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。保険の見直しは家計改善の大きな要素。この「やさしい運転」は“運転スキルを保険料に反映させる”という。それはどのような方法をとるのか?

 

「まず、『やさしい運転』を契約すると、小型計測器が無料で貸し出されます。それを車内のダッシュボードなどに設置。この計測器が、急発進や急ブレーキなどの運転データを計測し、蓄積します。次に、計測器をつけたまま、約半年間、運転します。小型計測器は急発進や急ブレーキ時に小さな警告音を鳴らします。その音を意識しながら、スムーズな運転を心がけるのです」

 

そして、計測したデータをもとに、運転スキルを点数化する。

 

「60点以上の方は、保険料のキャッシュバックがあります。キャッシュバック率は段階的に上がっていき、急ブレーキが少ないなど安全運転だと判断され、90点以上になると最大20%割引になる仕組みです」

 

ただし、もとの保険料は、ソニー損保のほかの自動車保険と比べると約7%割高だ。

 

「スムーズな運転ができ、それ以上のキャッシュバックがあれば得になりますが、注意が必要です。興味のある方は、30日間の無料トライアルを利用して、自分の運転を計測してみるといいでしょう。何より、安全運転こそがもっともおトクな運転だと、再認識してほしいと思います。安全運転はエコドライブにもなり、ガソリン代の節約にもつながります。環境省の試算では、エコドライブの実践で、約10%燃費が向上するといいます」

 

新しい自動車保険の登場が、保険や家計の見直しだけでなく、日ごろの運転を見直すきっかけとなるか?

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