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「銀行に10年預けても、利子が低すぎてちっとも増えない。でも株主優待のある会社の株(以下・優待株)を決められた株数以上買えば、食事優待券やクオカードなど、いろいろもらえるし、配当もある。優待で浮いた生活費を貯蓄に回せば、お金は増えるし、とてもお得! やらなきゃ損ですよ」

 

そう熱く語るのは、15年間で200銘柄まで優待株を増やし、株主優待生活をおう歌している優待投資家のかすみちゃんさん。いま大手銀行の利子は年0.001%と雀の涙。預けていてもなかなか増えないご時世に、優待と配当を合わせて年4%の利益(利回り)を受け取っているとか。

 

「優待をもらうと、お金を使う機会が減るんです。その浮いたお金をためて少しずつ買い足し、“雪だるま方式”で優待株を増やしました。もし株価が下がっても、利益が年に4%あれば、10年間保有で4割返ってくる計算です」(かすみちゃんさん)

 

うまくいけば、優待目的で買った株がどんどん値上がりし、大きな利益になることも。

 

「飲食店を運営している『コロワイド』という会社は、年4回1万円分の優待ポイントがもらえるのですが、この数年間で株価が上がり、50万円の利益も出ました! 反対に失敗談は、外食チェーン店のタスコシステムが倒産して、預けていた20万円がゼロになったこと。その経験を生かし、配当をきちんと出している、業績のよい会社を選ぶようにしています」(かすみちゃんさん)

 

毎日のように優待が届き、それだけで生活できてしまう、夢のような“株主優待LIFE”。かすみちゃんさんが始めたきっかけは、資金200万円で、外食産業の優待株を中心に6銘柄買ったこと。

 

「10万円以下の優待株を2つ3つ保有しておくと、優待券だけで年何千円も食事代がタダに! お金は使えばなくなってしまうけど、“お金が生んだ”優待券なら、使ってもお金は減りませんよね」(かすみちゃんさん)

 

同じように株主優待を“財テク”の柱にしているのが、主婦の夕刊マダムさん。

 

「自社商品の詰め合わせなども多い優待だけど、私が狙うのはクオカードやお米券。有効期限もなくて、家計の足しになるから、本当に助かっています」(夕刊マダムさん)

 

優待株を約100銘柄持ち、食事優待券や金券で、月2万円以上の生活費を浮かせている。ママ友とのランチや映画、エステももちろん優待券で。

 

「近所のスーパー、よく使うファミレスの優待株を買って、賢く節約しています。せっかく優待が届いても、遠方の店や興味のないものにしか使えなかったら意味がない。“身近なもの”の優待株を買うようにしています」(夕刊マダムさん)

 

一度に投資する金額も10万円未満。決して無理をしないことをモットーにしている。

 

「10万円未満の株の売買であれば、手数料を無料にしたり、安くしている証券会社がたくさんあります。だから、高い株を1つ買うより、安い株を少しずつ買うのがおすすめ。先月もクオカードを目当てに『ビーアールホールディングス』と『ジャパン・フード&リカー・アライアンス』の株を買い増しして、2銘柄でギリギリ9万9,200円に抑えました!」(夕刊マダムさん)

 

優待株のお得な情報は、一緒に株主優待を楽しんでいる主婦グループと情報共有したり、インターネットの「Yahoo!ファイナンス」でチェック。優待回数や株価、配当金の有無がわかるだけでなく、最低購入代金別に並べ替えなどもできる。

 

「最近、主婦の間で話題になったのが、長野県駒ヶ根市にある会社『ヤマウラ』です。地元の人しか知らないような地味な会社ですが、100株以上買うと、3,000円相当の豪華な名産品がもらえるんです。地元で作られた、飲むヨーグルトやプリン、チーズが送られてくるのですが、これがすごくおいしい! さらに株価も100円近く上がりました!」(夕刊マダムさん)