悠仁さまを狙った“刃物事件”や小室圭さん問題など、苦難に見舞われている秋篠宮家。しかし、明るい話題もある。
次女の佳子さまが初の外国公式訪問へ向けて調整中だと宮内庁が発表したのだ。今年の9月中旬から下旬にかけて、オーストリアとハンガリーを約10日間の日程で訪問される予定だという。胸をなでおろすのは宮内庁関係者。
「実は、佳子さまはこの秋から留学されるのではないかという声もあったのです。お姉さまの眞子さまも大学卒業時、『進学や就職はせず、皇族として本格的に公務に取り組む予定』と宮内庁から発表がありましたが、半年後にはイギリスの大学院に進学されています。佳子さまにとっても、海外の大学院進学は魅力的な選択肢だったはずです。毎週お忍びでダンスレッスンを続けていらっしゃった佳子さまには、より自由な環境でダンスに打ち込みたいという思いもおありだったと思うのです」
しかし佳子さまはダンスへの情熱をいったん“封印”し、ご公務に取り組まれる道を選ばれたのだ。
秋篠宮家は御代替わり後、総力を挙げて公務にまい進している。秋篠宮ご夫妻は「全国『みどりの愛護』のつどい」の式典出席などのため、5月17~18日に鳥取県をご訪問。さらに秋篠宮さまは、6月中旬までに単独で3回の地方ご公務を予定するハードスケジュールだ。
眞子さまも5月11日に「みどりの感謝祭」式典に出席され、22~23日には「全国都市緑化祭」ご臨席のため長野県を訪問される予定。さらに21日には、秋篠宮ご夫妻と眞子さまと佳子さまがそろってコンサートを鑑賞された。
「秋篠宮家に逆風が吹く中で、国民の支持を取り戻すためには、やはりひたむきにご公務に取り組むほかはない――。小室さん問題をめぐって対立するなかでも、その点ではご一家の意見が一致したのでしょう。初の外国訪問に臨まれる佳子さまからは、その先頭に立って“秋篠宮家を救う”と言わんばかりの意気込みが感じられます」(皇室担当記者)
皇室ジャーナリストの渡邉みどりさんも期待を込める。
「佳子さまは毎朝、赤坂御用地内をジョギングされているそうですが、職員を見かけると佳子さまのほうから『おはようございます』と挨拶されるそうです。そういった社交性と海外留学で培った語学力で、佳子さまが令和の時代の新しい皇室のイメージを形作ってくださるはずです。今年3月、大学ご卒業に際して発表されたご感想の中で《私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています》とつづられました。あえて堂々とご自身の考えを表明されたご姿勢は今の時代に合っていると思います」
ただ、こういった佳子さまの発言に、一部週刊誌からは「『公』より『私』を優先」などと批判が上がった。前出の宮内庁関係者はこうした意見に反論する。
「佳子さまは同じ文書の中で、上皇ご夫妻の60年にわたるご活動を《大変尊敬申し上げております》と綴っていらっしゃいます。また、天皇皇后両陛下についても《少しでもお二方のお役に立つことができれば誠に嬉しく思います》と語られています。上皇ご夫妻の思いを受け継ぎ、天皇皇后両陛下を支える――。その真摯なお気持ちは、きっとご公務で体現されることでしょう」
秋篠宮家、そして国民の期待を背負って――。佳子さまはついに、国際親善の舞台へと足を踏み出される。